外壁塗装をする前に、まずは塗料の種類についての理解を深めておくことが大切です。そうすることで、実際に外壁塗装の依頼をする際にミスマッチが減り、納得できる工事をしてもらえる可能性が高くなります。
どの塗料を使用するかで、費用や耐久性、機能性が変わってくるのです。そのため、ぜひ塗料の種類を正しく理解できるようにしてください。
1 外壁塗装では塗料の種類が重要となる
外壁塗装をする場合、どの塗料を使用するかで費用や耐用年数、機能性もかなり違います。
そのため、塗料の種類をまずは知り、どのような特徴があるか理解することが大切です。
できるだけ安くお得にしたいとお思いの方もいれば、費用が高くても耐用年数の長い塗料にしてほしいという方もいるでしょう。そこで、各塗料の特徴について正しく理解する必要があります。
そうすれば、外壁塗装をする際に役立つはずです。以下で、各塗料の特徴について解説していきます。
塗料の種類
外壁塗装で使用される塗料は、主に以下となります。
・アクリル塗料
アクリル塗料はアクリル系の合成樹脂が使用されており、比較的低価格で発色が良いのが特徴です。
しかし、劣化が早く寿命が短い傾向にあります。そのため、耐用年数が5年~7年ほどしか持たないのがネックとなるでしょう。
・ウレタン塗料
ウレタン塗料はポリオール樹脂とイソシアネートをメインとした塗料です。木造だけでなく金属にも使用できるなど、利便性に優れています。
ただし、こちらも耐用年数が7年~10年ほどなので長いとは言えません。
・シリコン塗料
シリコン塗料は、アクリルにシリコン樹脂を混ぜて作った塗料です。シリコン塗料も耐用年数は8年~12年ほどですが、アクリル塗料やウレタン塗料より長持ちする傾向にあります。
それでも、ひび割れに弱いという点も知っておきましょう。
・ラジカル塗料
ラジカル塗料は酸化チタンと光安定剤を含んだ塗料であり、ここ数年で使用される機会が増え人気が高まっているのが特徴です。
アクリル塗料やウレタン塗料などと比べると費用は高めですが、耐用年数が10年~15年と比較的長いと言えます。
・フッ素塗料
フッ素塗料は、蛍石を原料にしたフッ素樹脂を含んだ塗料です。フッ素塗料であれば、耐用年数が15年~20年と、かなり長いのが特徴です。高額でも、耐用年数を長くしたいという方に適しています。
2 耐用年数の長い塗料にするのがおすすめ
外壁塗装では、使用する塗料により耐用年数が違います。そのため、できる限り長持ちさせたいという方でしたら、耐用年数の長い塗料にするのがおすすめです。
そうすることで、15年~20年、あるいはそれ以上持たせることも可能なため、長い目で見ればメリットが大きいでしょう。