外壁塗装を行う際、どのような塗料を使うのかで耐用年数や仕上がりに違いが出てきます。
塗料により値段も異なるため、費用対効果を考えて塗料を選ばなければいけません。
外壁塗装で使われている塗料にはどのようなものがあるのかご紹介します。
・外壁塗装はどんな種類があるの?
・塗料の選び方について知りたい
目次
1 外壁塗装で使われる塗料の種類は何種類?
外壁塗装では主に6種類の塗料が使い分けされています。
「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「ラジカル制御形」「フッ素」「無機塗料」です。
出費をできるだけ抑えたい場合は、アクリル塗料やウレタン塗料が選ばれていますが、耐用年数は短くなってしまうため、塗り替えの頻度を考えるとあまりコスパは良くないと言えます。
耐用年数を重視して利用されるのがシリコン塗料やラジカル制御系塗料で、コスパが良い塗料といえます。
一般家庭ではあまり用いられることがありませんが、大きな建物ではフッ素塗料や光触媒塗料、無機塗料などが選ばれています。
- 外壁塗装でよく使われる塗料は6種類
- コスパ重視なら、シリコン塗料やラジカル制御系塗料がおススメ
2 外壁塗装で使われるそれぞれの塗料の特徴は?
では、それぞれの塗料にはどのような特徴があるのでしょうか。特徴をまとめておきます。
・アクリル塗料とは
アクリル樹脂から作られている塗料で、1㎡あたり1,500円程度の価格となっています。
耐用年数は5年から7年です。やや耐久性が低いため、外壁塗装で使われることはほぼありません。
初心者がDIYで外壁塗装をしたい場合は、アクリル塗料が用いられることもあります。
・ウレタン塗料とは
ウレタン樹脂から作られている塗料で、1㎡あたり1,950円程度の価格となっています。
耐用年数は8年から10年です。こちらもあまり利用されることはありませんが、住まいが老朽化していて一度解体するというような場合、とりあえずウレタン塗料で外壁塗装を行うことがあります。
・シリコン塗料とは
シリコン樹脂から作られている塗料で、1㎡あたり2,300円程度の価格となっています。
耐用年数は10年から15年です。耐用年数とコスパのバランスが取れているため、多くの住まいで利用されています。
・ラジカル制御形塗料とは
ラジカル制御形塗料は、近年登場した新しい塗料で、1㎡あたり2,400円程度の価格です。
耐用年数は12年から16年です。あまり利用実績がない塗料ですが、耐用年数が長いため選ばれることもあります。
・フッ素塗料とは
フッ素樹脂から作られた塗料で、耐用年数が15年から20年と長めです。
1㎡あたり4,300円程度なので、ややお値段が高めになっていますが、長期的に考えるとコスパの良い塗料です。
・無機塗料とは
有機物をほとんど含まない塗料で、劣化しにくいです。
耐用年数が長いのであまり頻繁に塗装したくないという場合に適しています。
1㎡あたり5,300円程度、耐用年数は25年から30年です。
- とにかく安さ重視なら、アクリル塗料、ウレタン塗料
- 耐用年数で選ぶなら無機塗料、フッ素塗料、ラジカル制御形塗料、シリコン塗料
- コスパで選ぶならシリコン塗料やラジカル制御系塗料
3 まとめ
外壁塗装の塗料の種類について6種類をご紹介しました。
外壁塗装をされる際は、どのような塗料を用いて塗装してもらえるのか、塗装業者に確認するようにしましょう。