シリコン塗料の特徴や種類、性能、耐用年数などの基礎知識

外壁塗装を検討しているとき、シリコン塗料をおすすめされた経験がある方も多いかもしれません。しかし特徴や耐用年数などが分からない状態では、本当に良い塗料かどうかを判断することはできませんよね。

 

そこで今回はシリコン塗料の特徴と種類、性能、耐用年数など基本的な知識をご紹介していきます。注意点や実際の事例も参考にしながら塗料選びを行ってください。

 

◼ シリコン塗料とは

シリコン塗料とはどのような塗料なのか、その特徴や種類、性能、耐用年数についてご紹介します。シリコン塗料を選ぶ前に知識を身につけておきましょう。

 

・特徴

塗料には色を付けるための顔料や樹脂などが含まれていて、水やシンナーなど希釈材を混ぜて使います。この樹脂の主成分がアクリル・シリコンなので、アクリルを省いてシリコン塗料と呼ばれています。

耐用年数が短すぎず、費用も比較的安価なので外壁塗装ではよく使用される塗料の一つ。

 

シリコン塗料は外壁や屋根の塗装で使われてきた歴史が長く、その質の良さは塗装業者からも信頼されているほど。

比較的安価なので選ぶ際のハードルが低く、それでいて耐用年数も8〜10年ほどあるのでコストパフォーマンスに優れた塗料だといえます。

 

・種類

塗料には顔料と樹脂が含まれており、水やシンナーなどの希釈剤で薄められていることをはじめにご紹介しました。顔料と樹脂だけではドロドロとしているため、薄めることで塗りやすくする目的があります。

水で薄めたものは水性、シンナーで薄めたものは溶剤といい、水性の方が耐久性が少し低く、溶剤の方が高いのが特徴。

 

また塗装する際の使い方によってもそれぞれ2種類に分けられます。1液型塗料とは、塗料の缶1つだけで使用できるもののこと。塗料缶は1つで、水やシンナーなど薄める液体を入れて混ぜたあと外壁に塗っていきます。

 

2液型塗料は、塗料缶が塗料と硬化剤の2つに分けられており、塗装する直前に混ぜ合わせ、水やシンナーで薄めて塗装するという流れになります。

2液型塗料は混ぜたらすぐに固まり始めるため、時間が経つとドロドロになって徐々に完全に固まってしまいます。たくさん混ぜすぎると固まって使えなくなり、少しずつ混ぜていく必要があるなど手間がかかってしまいます。

 

もともとは2液型塗料しかありませんでしたが、効率良く作業を進めるために開発されたのが1液型。2つの液体を混ぜ合わせる手間がかからないことや塗装するまで固まらないことが1液型塗料の特徴だといえます。

 

・性能

シリコン塗料には性能面でメリットがたくさんあります。まずは塗膜が固くて撥水性があり、停電圧性であるという性質。雨や泥汚れ、ホコリなどを弾いてくれるため、長い時間が経ってもきれいな塗膜と保つことができます。

 

次に約600度に耐えることができるほどの耐熱性の高さ。暑さの厳しい地域でも、問題なく塗料を選ぶことができます。

 

また塗料の性質として光沢保持率が高いため、シリコン塗料で塗装するとツヤのある仕上がりになります。ツヤも長期間保つことができるためきれいな状態を維持しやすい塗料だといえます。

 

・耐用年数

耐用年数は10〜12年と、全塗料の平均耐用年数の10年を超えています。ウレタン系の塗料と比べて耐用年数と品質のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れているといえます。

 

◼ シリコン塗料を選ぶデメリット

シリコン塗料は、ご紹介している通り全塗料の平均耐用年数を超えているほどの耐久性の高さをほこります。それにもかかわらず費用が比較的安いためコストパフォーマンスが良いのが大きなメリット。しかしデメリットもあるためシリコン塗料を選ぶ前にチェックしておきましょう。

 

・扱いにくい

シリコン塗料は粘度が低いため顔料が沈澱しにくいという性質があります。頻繁にかき混ぜる必要があるため、塗装する際に手間がかかってしまうのがデメリット。

 

・重ね塗りには向いていない

シリコン塗料は塗膜が固いことによって得られるメリットもありますが、その分付着力が低く重ね塗りをすると密着度が低くなってしまいます。シリコン塗料を重ね塗りする場合には、下塗り剤としてシーラーやフィラーを塗布するなどの対策が必要です。

 

・ひび割れしやすい

シリコン塗料は塗膜が固くなりやすいため、追従性に劣ります。そのため地震や付近の道路を通る車の揺れなどによってひび割れしやすいのがデメリット。

 

◼ シリコン塗料を選ぶ際の注意点

シリコン塗料を選ぶ際には、注意したいポイントがあります。正しい塗料で適切な塗装を行えばコストパフォーマンスの良い塗料ですが、注意点も把握しておきましょう。

 

・シリコンの含有率

シリコン塗料はアクリルとシリコンを混ぜて作られていますが、シリコンの含有率に関する決まりがありません。低いもので20%以下、高いもので45〜65%程度と差がありますが、含有率が高いほど耐久性が高く、その分費用も高い傾向にあります。

 

シリコンの含有率は塗料のカタログなどにも記載されていないことが多いため、業者との信頼関係によって決めることしかできません。

 

シリコンの含有率が低い安価な塗料を使うにもかかわらず、含有率が高い塗料だと偽って見積もりを出す業者もいるため注意が必要です。

 

・機能性塗料のような効果はない

シリコン塗料は一般的な塗料なので、機能性塗料のような特殊な効果は発揮できないことを頭に入れておきましょう。アクリル塗料やウレタン塗料と比べると費用は高いですが、だからといって機能面で優れた点があるわけではありません。

 

とはいえ防カビ効果や防汚効果を発揮できる塗料も出てきたので、機能面が気になる方はチェックしてみてください。

 

◼ シリコン塗料の種類と塗装事例

シリコン塗料について詳しくご紹介してきましたが、実際に取り扱っている塗料の種類と、シリコン塗料を使用した塗装事例も参考にしてみてください。

 

・取り扱っているシリコン塗料

品質の高さと耐用年数のバランス、コストパフォーマンスに優れているシリコン塗料。塗装屋ぬりべえにご依頼いただいたお客様のうち約6〜7割のお客様がシリコン塗料をお選びいただいております。

 

塗装屋ぬりべえで使用しているシリコン塗料

日本ペイントの水性シリコンセラUVという商品で、耐久性の高さや密着度の高さが特徴。作業性が高いためきれいな仕上がりになりやすく、上塗りにおいては耐候性や対汚染性に優れていることからきれいを保ちやすい塗料となっています。

 

ツヤの調整ができるため、光沢のある外壁にしたいのか、少しマットな外壁にしたいのかによってお選びいただけます。

シリコン塗料について詳細はこちら

 

・シリコン塗料を使って定期的な塗り替えの事例

10年に一度の塗装を行っており、そろそろ時期に来ているということで塗り替えをご依頼いただきました。既存の色を気に入っているということと、10年程度持つような塗装で十分とのことでしたのでシリコン塗料を使って既存の色と同じ色で塗装しました。

きれいになって明るくなったとお喜びの声をいただきました。

実際の施工事例はこちら

 

◼  まとめ

シリコン塗料の特徴や種類、性能、耐用年数などについて詳しくご紹介してきました。外壁塗装業者からおすすめされることも多いかもしれませんが、特徴やメリット、デメリットを考慮した上で選ぶようにしましょう。

 

塗装屋ぬりべえは外壁・屋根の塗装を行っている業者です。お客様の家の外壁や屋根の状態を入念に確認した上で、最適なプランをご提案させていただきます。シリコン塗料だけではなく、フッ素塗料や遮熱塗料、ラジカル塗料、無機塗料などさまざまな塗料を取り扱っておりますので比較検討いただけます。千葉県や茨城県で外壁塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。