外壁塗装における「シーリング」と「シーラー」は同じもの?

外壁塗装の検討中、専門的なカタカナの用語が多くて難しいと感じることがあるかもしれません。中でも「シーリング」や「シーラー」は響きが似ているため同じような作業なのではないかと思われることも。

 

外壁塗装を行う前に知っておきたい「シーリング」と「シーラー」の違い、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

◼ コラムのポイント

1、シーリングとシーラーの違いを知ることができます

2、シーリングについての基礎知識を学ぶことができます

3、シーラーについての基礎知識を学ぶことができます

 

◼ シーリングとシーラーは同じ?

外壁塗装における「シーリング」と「シーラー」という言葉がどのような意味なのか、どのような作業のことをいうのか、気になっている方も多いかもしれません。

 

一言でいうと、シーリングとは外壁材のつなぎ目を埋める樹脂製の充填材のこと。シーラーとは三度塗りを行う塗装の工程のうち一番最初の下塗り剤のこと。

 

シーリングは「コーキング」や「シーラー」など他の呼び方をする場合があるためややこしいのですが、シーリングの呼び方としての「シーラー」と、今回ご紹介する下塗り剤としての「シーラー」は別物。その一方でシーリングとコーキングはほとんど同じ意味であり、呼び方の違いに過ぎません。

 

そんなシーリングとシーラーについて、それぞれの特徴や役割をご紹介していきます。

 

◼ シーリングとは

シーリングは、似た言葉として「シーラー」の他に「コーキング」という言葉があることがわかりました。まずはシーリングについて、その特徴や役割をご紹介します。

 

・使われる場所

外壁材の種類の中には、サイディングボードやALCパネルなど、ボードやパネルを何枚もつなぎ合わせて施工するタイプのものがあります。外壁材をつなぎ合わせる際の目地を埋めるために使われるのがシーリング。

 

外壁以外にも、外回りだとガラスのサッシや窓枠、配管まわりなどでシーリングが使われることもあります。家の中では、お風呂の浴槽と壁の隙間やキッチン、洗面台など水回りの防水性を高めるために使われています。

 

・シーリングの役割

シーリングは外壁や水回りに使われていることから分かるように、水や空気を通さない性質を持っています。その性質を生かして、外壁においては外壁材の隙間を埋めて雨水や侵入しないようにする役割を果たしています。

 

外壁材の隙間から雨水が入り込むと、家の中への雨漏りや構造体の腐食などの深刻な事態に陥ってしまう可能性があるため、シーリングには重要な役割があります。

 

また外壁は、家の近くの道路を通るトラックや地震による揺れ、温度変化などで膨張と収縮を繰り返しています。硬い素材の外壁材がぴっしり敷き詰められていると、衝突や引っ張り合いを起こしてひび割れが起きてしまいます。

 

その際樹脂製のシーリングが外壁材同士の緩衝材となり、ひび割れを防止してくれる役割も。

 

外壁のひび割れに関してはこちらで詳しくご紹介しています
外壁のひび割れ|放っておくと危険?DIYで補修する方法も解説

 

・劣化しやすい

シーリングには重要な役割がありますが、その一方で劣化しやすい箇所の一つでもあります。年数が経つことで肉痩せや剥離、ひび割れといった症状が出ることがあり、5〜10年が寿命といわれています。

 

外壁材よりも早めに交換や補修の時期を迎えてしまうので、定期的に劣化が起こっていないかどうかの確認が必要です。

 

・補修方法

シーリングに劣化の症状が見られたり寿命となる年数を迎えたりした場合、適切な補修を行うことが大切です。補修方法としては、増し打ちと打ち替えの2種類。

 

増し打ちとは既存のシーリングの上から新しいシーリング材を重ねて充填すること。打ち替えよりも費用を抑えることはできますが、その分簡易的な補修であることを頭に入れておきましょう。

 

打ち替えは既存のシーリングを取り除いて、新しくシーリング材を充填する方法。既存のシーリングを取り除くための作業に手間がかかるため、増し打ちよりも時間や費用がかかってしまいます。しかし増し打ちと比べて根本的な補修になるため、長持ちさせたい場合には打ち替えがおすすめです。

 

◼ シーラーとは

シーリングは外壁材のつなぎ目を埋めるためのものであり、防水性を高める役割があることがわかりました。その一方でシーラーとはどういったもののことをいうのでしょうか。

 

・下塗り剤の一種

外壁を塗装する際には「三度塗り」という方法が取られます。そのうちの一番最初の塗装のことを下塗りといい、その後で中塗りと仕上げの上塗りをおこないます。シーラーは下塗り剤の一種で、ひび割れなどが起こっていない外壁において下地強化剤として使われています。

 

シーラーには透明や白などの色の種類がありますが、色よりも接着力や浸透を防ぐ力など機能性を重視して選ばれることが多い傾向にあります。塗料を塗る前にシーラーを使うことで、その後の中塗りや上塗りの密着度を高めることができます。

 

下塗り剤の種類についてはこちらもご覧ください
外壁塗装における下塗り剤の種類とシーラーについて

 

・水性と油性に分けられる

シーラーは水性と油性の2種類に分けられます。水性タイプはシーラーが下地に浸透したあとに内部の水分が蒸発することで塗膜を形成します。下地の劣化が進んでいる場合には補強効果が薄れてしまう可能性も。

 

油性タイプは、塗布したあとにシーラーに含まれた溶剤が揮発することで塗膜を形成します。油性ならではのにおいは発生しますが、浸透性が高いため水性よりも補強効果に優れているといえます。

 

・シーラーの役割

外壁塗装にはたくさんの工程があるため、「シーラーによる下塗りは本当に必要?」と思われることもあるかもしれません。しかしシーラーを塗布せずに中塗りや上塗りを行うと、塗装する面とうまく密着せずに塗膜が剥がれやすくなることがあります。

 

このように密着度を高めつつ、外壁材に塗料を吸い込みづらくしてくれる役割があります。また劣化している下地を補強してくれるため、塗装によって耐久性を維持するためにはシーラーは必要な作業だといえます。

 

外壁塗装における下塗りの必要性についてはこちらのコラムをご覧ください
外壁塗装の「下塗り」はなぜ必要?塗料の種類・費用・注意点も解説

 

◼  シーリングに関する施工事例

シーリングやシーラーについてその特徴や役割をご紹介してきました。ハウジング重兵衛が手がけた外壁塗装において、シーリングに関する施工事例も参考にしてみてください。

 

・シーリングの目地と塗膜の劣化対策

ツートンカラーの外壁

外壁の汚れやシーリングの目地の劣化が気になるとのことでした。

 

紫外線を受けることによって色褪せや藻の発生によって塗膜が劣化していましたが、濃いブラウンの塗装を行うことでモダンな雰囲気に。1階部分と2階部分でコントラストを付けたツートンカラーにしているので、おしゃれに仕上がっています。

 

 

◼  まとめ

シーリングは外壁材のつなぎ目を埋めて防水性を高める役割、シーラーは仕上がりを決める下塗り剤としての役割があることをご紹介してきました。外壁の劣化を防ぐため、耐久性を高めるために、どちらの作業も丁寧に行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

 

塗装屋ぬりべえでは、外壁や屋根の塗装、工事を行っております。シーリングの補修、シーラーを塗布する作業、三度塗り、全ての工程を丁寧に進めてまいります。千葉県と茨城県で外壁塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。