外壁塗装におけるクリア塗装とは?

外壁塗装に関する用語として「クリア塗装」という言葉を聞いたことがありますか?外壁のデザインを維持したい場合に選ばれることの多いクリア塗装ですが、向いている外壁と向いていない外壁があります。クリア塗装を選ぶメリット・デメリットとともにご紹介していきます。

 

◼ クリア塗装とは

クリア塗装とは、文字通り無色透明の塗料を使って塗装をすること。車やプラモデルなどの仕上げ塗装として使用されることも多いため、「外壁に使用するの?」と思われた方もいるかもしれません。

 

一般的な塗料には色を出すための顔料というものが入っていますが、クリア塗装で使う塗料には顔料が入っていません。顔料が入っていないこと以外は他の塗料と違いがあるわけではなく、一般的な上塗り剤と変わりません。

 

一般的な塗装は色の付いた塗装を使うため外壁材を塗りつぶすことになりますが、外壁材の意匠性やデザインをそのまま活かすことができるのが特徴。

クリア塗装は紫外線を受けやすい塗料が多かったのですが、最近は紫外線をカットできる塗料が登場してきました。そのためこれまでよりもクリア塗装の需要が高まってきているといえます。

 

◼ クリア塗装のメリット

クリア塗装は無色透明の塗料を使用することが分かりましたが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

・デザイン性を保てる

クリア塗装の無色透明という特徴を活かして、家の外壁のデザインを保てるのが1番のメリット。最近は外壁のデザインにこだわった家も多いため、デザインを保ちながら塗装で外壁を保護したいというケースも増えてきています。

 

家のイメージチェンジをしたい場合は色を変えるのも素敵な選択ですが、家のデザインが気に入っている場合はクリア塗装という選択肢も考えてみると良いでしょう。

 

・チョーキングが起こらない

外壁を手で触った時に白い粉が付いた経験がある方もいるかもしれませんが、その現象をチョーキングと言います。塗装した表面の塗膜が劣化することで顔料が表面化することで起こります。

 

塗装をしてから年数が経つとチョーキングが起こりやすくなりますが、クリア塗装には顔料が入っていないためチョーキングが起こらないのもメリットの一つ。

 

・保護機能がある

塗装は外壁の美観を維持するだけではなく、外壁を保護する意味合いもあります。クリア塗料も他の塗料と同じように外壁を保護する機能があります。

 

耐久性を高めたり劣化が起こりにくくしたりできるので、「透明なら塗らなくて良いのでは?」と思うのではなく定期的に塗装するようにしたいものです。同じクリア塗料でも商品の種類によって機能性が変わってくるため、住環境に考慮しながら業者と相談して選ぶようにしましょう。

 

・ツヤを出せる

クリア塗装をすると、外壁にツヤを与えることができます。ツヤの度合いにも種類があり、ピカピカとしたツヤ、控えめな光沢、マットなツヤ消しなどの選択肢から選べます。どの程度のツヤが良いのか、サンプルや実際の施工例などを見ながらツヤの種類を選ぶようにしましょう。

 

◼ クリア塗装のデメリット

クリア塗装にはたくさんのメリットがあることが分かりましたが、デメリットもあるのでクリア塗装を選ぶ前に把握しておきましょう。

 

・劣化の状態が透けて見える

クリア塗装は無色透明なので、外壁に汚れやひび割れなど劣化の症状が出ている場合は塗装をしてもそのまま透けて見えてしまうことがデメリットとしてあげられます。

 

劣化の症状がひどくない場合は問題ないかもしれませんが、まずは外壁の状態を業者に見てもらうのがおすすめです。

 

・シーリングの部分には塗装できない

サイディングボードやALCパネルなど、パネル状の外壁材では目地をシーリングで埋めて施工します。シーリングには雨水の侵入や劣化を防ぐ役割がありますが、シーリングの部分にはクリア塗装をすることができません。

 

シーリング部分にクリア塗装をすると、塗膜の汚れや剥がれ、ひび割れなどが起こってしまうため。

 

シーリング部分のある外壁にクリア塗装をしたい場合はシーリング部分をマスキングテープで覆って塗料が付着しないようにする必要があります。

 

◼ クリア塗装が向いている外壁

クリア塗装にはメリットとデメリットがそれぞれありますが、どのような外壁に向いているのでしょうか。

 

・サイディングやモルタル、コンクリート

クリア塗装にもっとも適しているのが、サイディングの外壁。日本の住宅で普及率の高い窯業系サイディングはデザインが豊富なので、気に入ったデザインを選ぶ方が多いはず。そのため塗装してもデザイン性を維持できるクリア塗装が適しているといえます。

 

またモルタルはセメントと砂に水を混ぜたもので、独特の風合いが特徴です。モルタル用のクリア塗料もあるため、風合いを残しながらもツヤを与えたいときや表面の傷を目立たなくしたいときに適しています。

 

打ちっぱなしのコンクリートも、そのままだと汚れが付きやすかったり雨水が侵入しやすかったりするため、耐久性を高めるために保護する必要があります。モルタルと同じように独特の風合いを残したい場合にクリア塗装がおすすめです。

 

・劣化が少ない

クリア塗装は無色透明なので、劣化の状態が透けて見えることをご紹介しました。せっかく塗装したにもかかわらず劣化の状態が目立つままでは意味がありませんよね。そのためクリア塗装は劣化が少ない外壁に行うのが一般的です。

 

◼ クリア塗装が向いていない外壁

クリア塗装が適している外壁について分かりましたが、向いていない外壁とはどういった外壁なのでしょうか。

 

・コーティングされている外壁

サイディングの外壁の中には、光触媒や無機塗料、フッ素塗料などでコーティングされているものがあります。このようなコーティングが施された外壁の上にクリア塗装を行うと、剥がれてしまう可能性があります。

 

サイディングの種類によってはクリア塗装しないようにと注意書きがある場合があるため確認するようにしましょう。

 

・劣化が進んでいる外壁

クリア塗装は色が付かないため、外壁の劣化が進んでいると塗装しても劣化の状態が見えてしまいます。劣化がひどくない場合には選ぶことができますが、業者に劣化の状態を見てもらった上でクリア塗装できるかどうかを確認するようにしましょう。

 

◼  まとめ

外壁塗装を検討している際にクリア塗装という言葉を耳にすることもあるはず。クリア塗装にはどのようなメリット・デメリットがあって、どのような外壁に向いているのか、事前に知識を身に付けておきましょう。

 

塗装屋ぬりべえでは外壁や屋根の塗装を行なっています。クリア塗装の実績もありますので、千葉県や茨城県で外壁塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

 

・サイディングの補修とクリア塗装

築17年でそろそろ塗り替えないと…と思っていたとのことで塗装のご依頼をいただきました。サイディングの破損と経年劣化がありましたが、破損箇所の補修を行なった上でクリア塗装を行いました。今までと同じ外観にしたかったので良かったとのお声をいただきました。

実際の施工事例はこちら

 

・ベランダ防水とクリア塗装

ベランダの外側の外壁と防水面での劣化が目立ってきたとのことでした。外壁の劣化した部分は色を選んでいただいて塗りつぶし、それ以外はクリア塗装を行いました。そうすることでサイディングのグラデーションを維持。ベランダ防水は下地から作り直して新たに防水仕上げにしました。

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著者情報

塗装屋ぬりべえ 編集部

塗装屋ぬりべえ 編集部

かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
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あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。

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