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サイディング・モルタル・ALC|外壁材で変わる塗装のポイント

最終更新日時 : 2026.10.02

サイディング・モルタル・ALC|外壁材で変わる塗装のポイント

サイディング・モルタル・ALC|外壁材で変わる塗装のポイント

「我が家の外壁ってサイディング?モルタル?それともALC?」——自分の家がどの外壁材で作られているか、把握していないという方は意外と多いのではないでしょうか。実は外壁塗装を考えるとき、この外壁材の種類を知ることが非常に重要なのです。

外壁材ごとに劣化の進み方も、必要な塗装のポイントも大きく異なります。素材に合わせた正しい塗装方法を選ばないと、せっかくの工事が十分な効果を発揮できません。

今回は、一般住宅で最も多く使われている「サイディング」「モルタル」「ALC」の3つの外壁材について、それぞれの特徴と塗装時の注意ポイントをわかりやすく解説します。


この記事は、こんな方におすすめです!
・自宅の外壁材の種類がわからない方
・外壁塗装を検討しており、素材に合った塗装方法を知りたい方
・サイディング・モルタル・ALCそれぞれの特徴と劣化パターンを学びたい方

1 サイディングの特徴と塗装のポイント

サイディングは現在、日本の新築住宅で最も採用されている外壁材です。工場で生産された板状の素材を、外壁に貼り付ける工法で、施工期間が短く、コスト面でも優れています。窯業系・金属系・樹脂系などの種類がありますが、一般住宅ではセメント繊維板の「窯業系サイディング」が圧倒的多数派です。

サイディング塗装で最も重要なのは、「目地(じょくち)」と呼ばれるサイディング板同士の継ぎ目です。この目地には防水性を保つため「コーキング(シーリング)」という充填材が使われていますが、紫外線と温度変化によって約10年で劣化します。コーキングが劣化すると、そこから雨水が侵入し、外壁内部の腐食につながる危険があります。

サイディングを塗装する際は、必ずコーキングの状態を確認し、必要に応じて打ち替えをセットで行うことが重要です。また、サイディング本体の塗装では、素材の吸水性に対応した下地処理(プライマー塗布)も欠かせません。

  • 目地のコーキング状態を必ず確認し、劣化があれば打ち替えを検討する
  • サイディング本体の塗装には下地処理が必須で、プライマー塗布が重要
  • 窯業系サイディングは吸水性が高いため、適切な塗料選びが塗装品質を左右する

2 モルタル外壁の特徴と塗装のポイント

モルタルは、セメント・砂・水を混ぜた左官材を、外壁に塗ったくという伝統的な工法です。数十年前の家では非常に一般的でしたが、現在は新築ではあまり採用されていません。ただし、既存の家屋の多くはモルタル外壁であるため、塗装需要は今でも多くあります。

モルタルの最大の特徴は、ひび割れが入りやすいということです。セメントベースの材料なので、経年劣化とともに必ず細かなひび割れ(ヘアクラック)が生じます。小さなひび割れでも、そこから雨水が侵入して内部を傷める可能性があるため、塗装時には「ひび割れ補修」を丁寧に行う必要があります。

モルタル塗装では、ひび割れの深さや幅に応じた適切な補修材を選定し、その上から塗装を行うことがポイントです。また、モルタルは吸水性が高いため、塗料の選定も重要になります。透湿性のある塗料を選ぶことで、壁内部の湿気を逃し、長期的な耐久性を高めることができます。

  • ひび割れの有無・深さを丁寧に調査し、補修してから塗装を開始する
  • モルタルの高い吸水性に対応した透湿性塗料を選ぶことが推奨される
  • 定期的な点検で早期にひび割れを見つけることが、長期的なコスト削減につながる

3 ALC外壁の特徴と塗装のポイント

ALC(自動養護軽量気泡コンクリート)は、セメント系の建材にアルミニウムを加えて発泡させた素材で、軽量でありながら強度があるため、特に中高層住宅やビルで採用されることが多いです。一般戸建てでも使われることがあり、その耐久性の高さが特徴です。

ALCの塗装で注意すべき点は、非常に吸水性が高いということです。ALC自体が多くの微細な穴を持つ多孔質な材料なため、水を吸収しやすく、吸水によって劣化が加速します。また、塗膜の膨れやはがれが生じやすいため、下地処理と塗料選定が他の外壁材以上に重要になります。

ALC塗装では、「透湿性」と「防水性」のバランスが最もポイントになります。壁内部の湿気を逃しながら、外部からの雨水浸入を防ぐ必要があります。さらに、ALC表面は凹凸が大きいため、塗装時には下地調整や目粗し処理も不可欠です。プロの経験とノウハウが大きく影響する外壁材だといえます。

  • ALC塗装は多孔質の特性を踏まえ、透湿性と防水性両立の塗料選びが必須
  • 表面の凹凸に対応した丁寧な下地処理が、塗膜の耐久性を左右する
  • 吸水性が高いため、定期的な点検と適切なメンテナンス周期の管理が重要

4 外壁材ごとの塗装サイクルと費用のめやす

外壁材の種類によって、塗り替えの時期(塗装サイクル)が異なります。サイディングは約7~10年、モルタルは約8~10年、ALCは約8~12年が一般的なサイクルとされています。ただし、これらは目安であり、地域の気候条件(海沿い、降雪地帯など)や日当たり、施工品質によって大きく変動します。

塗装費用も外壁材によって異なる傾向があります。一般的には、サイディングはシンプルな塗装で済むため比較的リーズナブル、モルタルはひび割れ補修が追加されるため中程度、ALCは下地処理が丁寧に必要なため高めになる傾向です。ただし、長期的な耐久性と劣化予防の観点から考えると、初期投資よりも「素材に合った適切な塗装」の方が、総合的なコストパフォーマンスを大きく左右します。

自宅の外壁材が何であるか、その素材の特性は何かを正しく理解することが、効果的で経済的なメンテナンス計画の第一歩です。

  • サイディング・モルタル・ALCで塗装サイクルが異なり、7~12年が目安
  • 各素材に応じた下地処理と塗料選定が、長期的な耐久性を決定する
  • 気候条件や施工品質で劣化速度は変わるため、定期点検による早期発見が重要

まとめ

サイディング・モルタル・ALCは、それぞれ異なる特性を持つ外壁材です。サイディングはコーキングの目地管理が鍵となり、モルタルはひび割れへの対応が重要、ALCは高い吸水性への対策が必須です。どの外壁材であっても、「その素材に合わせた塗装方法」を選ぶことが、外壁を長く守るための最も有効な投資になります。

外壁の劣化を感じたら、まずはプロの目で現状を正しく診断してもらい、自宅の外壁材に最適なメンテナンス計画を立てることをお勧めします。千葉・茨城エリアにお住まいで、外壁塗装についてご質問やご不安がある方は、お気軽にご相談ください。

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
お客様の幸せを、自らの幸せに感じて。
あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
リフォームを中心とした住宅業界
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・二級建築士
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