建物の耐震性を高めるために、外壁塗装をしようと検討されている方もいるかもしれません。
しかし、外壁塗装では耐震性を高めることは難しいです。
では、耐震性を高めるためには、どのような外壁工事が必要なのでしょうか。
外壁の耐震性を高める方法についてまとめてみました。
・外壁塗装で耐震性は高められるの?
・外壁工事で耐震性を上げるには?
1 外壁塗装で耐震性を高められるはウソ
外壁塗装をすれば、耐震性を高めることができるのでは?と思っている方もいるかもしれません。
壁に塗装すれば、壁が分厚くなるので耐震性も補強されるような気もします。
しかし、外壁塗装では、ほんの数ミリ塗装をするだけなので、補強されるほど厚みは出ません。
また、外壁の表面を守るだけなので、内部まで補強することはできないのです。
外壁塗装で耐震性が高まることはありませんので、注意しましょう。
- 外壁塗装では、内部まで補強できないので耐震性は高まらない
2 耐震性を高める外壁工事とは?
では、どのような方法であれば外壁を補強して耐震性を高めることができるのでしょうか。
外壁工事で、耐震性を高める方法には2つのやり方があります。
・部分的な補強
外壁の一部に耐震補強の工事をすることで、耐震性を高めることができます。
費用を抑えて耐震性を高めたい場合は、部分的な補強が良いでしょう。
ただし、外壁の状態によっては部分補強だけでは不十分となってしまう可能性もあります。よく相談して決めましょう。
・全体の補強
全体の補強は、外壁全体を補強しますので、建物全体の耐震性をしっかり高めることができます。
確実に耐震性を高めるなら全体補強が必要でしょう。
ただし大掛かりな工事になるので、費用はかかります。
外壁の耐震性を高めるためには、耐震壁・耐力壁などが取り付けられることがあります。
- 費用を抑えるなら、部分的な補強がおススメ
- 建物全体の耐震性をしっかり高めるなら、全体の補強をしよう
3 耐震性を高める外壁工事のメリット/デメリット
耐震性を高めるために外壁工事を行う場合、費用がかかってしまうことがデメリットです。
しかし、それ以上に安心して長く暮らせる住まいであることが重要と考える人は多いのではないでしょうか。
耐震性を高める外壁工事を行うことで、地震に対しての不安をやわらげることができますし、安心して長く暮らせる住まいになります。
近年、地震災害が増えている日本では、やはり耐震性の高い住まいであるということは重要と言えます。
- 耐震性を高めるには外壁工事も選択肢の一つ
4 まとめ
外壁工事を依頼する際は、外壁工事での耐震性補強の実績が多い会社に依頼するようにしてください。
外壁工事を行う会社は、悪徳業者もいると言われています。
複数の業者から相見積もりを取り、相場を知ることも重要でしょう。