外壁材を選ぶ際、メンテナンスフリーと書かれていたら、メンテナンスをしなくても良いとイメージされる人がほとんどでしょう。
しかし、実際はメンテナンスフリーという外壁素材は無いと言えます。
では、なぜメンテナンスフリーと言われているのか、またメンテナンスはどのくらいの頻度で必要になるのかまとめておきます。
・外壁塗装のメンテナンスフリーってどんなもの？
・外壁塗装のメンテナンスの頻度を知りたい！
1 外壁のメンテナンスは必要
メンテナンスフリーの外壁というのは、メンテナンスする回数を減らせる、メンテナンス周期をのばせるというものになります。
外壁は、素材により耐久性や寿命が異なります。
しかし、外壁素材の耐久性や寿命だけでメンテナンスの期間を決めてしまうのは危険です。
なぜなら、その土地の状況、気候などでメンテナンスの期間が早くなるという可能性があるからです。
例えば、雨や風が強い地域、海に近い地域、年中暑く紫外線の強い地域などの場合は、耐用年数や寿命よりも早く劣化が進むと言えます。
メンテナンスフリーと呼ばれている外壁としてガルバリウム鋼板やタイル外壁がありますが、これらの平均寿命は20年を超えます。
しかし、外壁点検やメンテナンスは築年数が15年を経過するころまでに行なっておく方が良いと言われています。
劣化してしまってからでは、修繕しなければならない箇所が増えてしまいますので、メンテナンスフリーであっても、10年から15年を目安に一度点検と塗装の必要性については見てもらう必要があるでしょう。
2 メンテナンス回数を減らすためにできることは？
外壁のメンテナンスをできるだけ減らしたいのであれば、下記のような点に気を遣ってみてください。
・こまめに汚れを落としておく
ガルバリウム鋼板は、メンテナンスフリーの外壁材として知られています。
劣化を防ぐためには、こまめに外壁の汚れを落としておくことをおすすめします。
・耐用年数の長い塗料を選ぶ
耐用年数の長い塗料を選ぶことで、塗料を塗り直す回数を減らせます。
・シーリングと目地の素材のランクを上げる
シーリングや目地部分は、外壁材よりも早く劣化しやすい部位なので、外壁塗装は不要でも、この部分だけ修繕しなければいけないということも出てきます。
それらを防ぐためには、質の高い商品でシーリングや目地を行っておくというのが良いでしょう。
これは新築の場合しかできませんが、最初に費用をかけておくことで、後のメンテナンスコストを抑えることにつながります。
