コラム

外壁工事と外壁塗装を同時に行うメリットと費用の抑え方

最終更新日時 : 2025.08.15

外壁工事と外壁塗装を同時に行うメリットと費用の抑え方

外壁工事と外壁塗装を同時に行うメリットと費用の抑え方

外壁のメンテナンスは「外壁塗装(保護・美観)」と「外壁工事(補修・張り替え)」の2系統。

どちらか一方だけでは不十分なケースも多く、同時施工により耐久性・防水性・意匠性を一体的に高められます。

ここでは足場費用の最適化、下地補修の重要性、賢い業者選びと見積もり術まで、失敗しない外壁リフォームの勘所を解説します。

1 同時施工で足場費用と工期を最適化

塗装も補修も足場が必須。別々に行えば足場費が二重計上され、養生・搬入・近隣対応も重複します。

外壁工事(シーリング打ち替え、サイディング浮き補修、モルタルクラック補修など)と外壁塗装、さらに屋根塗装や雨樋交換まで同時に組むと、足場を一度で活用できコスト圧縮と工期短縮に直結。

近隣挨拶や騒音・粉塵の期間も一度で済み、生活ストレスを軽減できます。

計画段階で「足場を組むなら一気にやる」を合言葉に、メンテ項目を棚卸ししましょう。

  • 足場費用の一回化で数十万円規模の圧縮が可能
  • 養生・搬入・近隣対応の重複を回避し工期短縮
  • 屋根・雨樋・コーキングも同時に進め効率化

2 下地補修+塗装で耐久性と防水性を底上げ

塗装は“保護膜”であり、下地劣化を直せるわけではありません。

シーリングの亀裂、サイディングの目地劣化、モルタルの浮き・欠損、爆裂(鉄筋腐食)などは補修工事が先決。

その上で、下塗り(シーラー・フィラー)→中塗り→上塗りを行うと、塗膜密着が高まり防水性が回復します。

意匠サイディングはクリヤー塗装で柄を活かす選択や、遮熱・低汚染塗料でメンテ周期延伸を狙う戦略も効果的。

付帯部(雨樋・破風・鼻隠し・シャッターボックス)も同時塗装すると統一感が出て、美観と耐久性の両立が図れます。

  • クラック・目地・浮きは補修を優先、その後に塗装
  • 下塗りの選定と密着確保が仕上がりの要
  • 付帯部まで含めた一体施工で防水性と美観を両立

3 費用を抑える見積もり比較と業者選びのコツ

まず現地調査で劣化状況を可視化(写真・打診・含水)。

見積は数量(㎡・m・箇所)と単価、下地処理、使用塗料(メーカー・製品名・グレード)、塗布量、工程数、保証年数を明記してもらい、相見積もりで横並び比較します。

外壁工事と塗装の両方を自社一貫で行える会社は段取りがスムーズで、追加工事の調整も迅速。

タイミングが合えば自治体のリフォーム補助金・省エネ関連助成金を活用でき、遮熱塗料や高断熱サッシ同時施工で対象になる場合もあります。

アフター点検と保証書の発行、施工写真の提出も重要な判断材料です。

  • 数量・単価・工程・塗布量・保証を明記した見積が安心
  • 自社一貫体制や資格保有の有無をチェック
  • 補助金・助成金の対象可否を確認しコストダウン

まとめ

外壁工事と外壁塗装の同時施工は、足場費の最適化、耐久性・防水性の底上げ、工期短縮と近隣配慮の面で大きなメリットがあります。

下地補修を軽視せず、塗装と一体で計画することで、見た目以上の価値を住まいにもたらします。

透明性の高い見積もりと信頼できる体制の業者を選び、補助金も賢く活用して、長期的なメンテナンスコストを賢く抑えましょう。

  • 足場一回・一体施工で費用と工期を圧縮
  • 補修+塗装の順序徹底で耐久性と防水性を確保
  • 見積比較・保証・補助金活用で満足度を最大化

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
お客様の幸せを、自らの幸せに感じて。
あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
リフォームを中心とした住宅業界
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・宅地建物取引番号(5)第13807号

資格情報

・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター

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