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屋根塗装だけで雨漏りは止まる?症状別・適切な対応法を解説

最終更新日時 : 2025.07.10

屋根塗装だけで雨漏りは止まる?症状別・適切な対応法を解説

屋根塗装だけで雨漏りは止まる?症状別・適切な対応法を解説

「屋根からの雨漏り=塗装すれば解決」と思っていませんか?

実は、雨漏りの原因や症状によっては、塗装だけでは不十分な場合があります。

屋根材の劣化具合や雨水の侵入経路に応じた適切な対処が求められるのです。

このコラムでは、雨漏りの症状別に、屋根塗装で対応できるケースと、修理が必要なケースを解説します。

この記事は、次のような疑問のある方におすすめです!
・風雨で外壁がどのくらいダメージを受けるのか知りたい
・今できる対応策を知りたい

1 表面劣化が原因なら塗装で対処可能

雨漏りの原因が屋根表面の防水機能低下によるものであれば、塗装によって改善できる可能性があります。

例えば、スレート屋根や金属屋根で表面塗膜が劣化している程度であれば、防水塗料を施すことで再び雨水をはじく性能が回復します。

塗装により耐候性を高めることで、雨水の染み込みを防ぎ、再発防止にもつながります。

  • 表面のひび割れや色あせは塗装で対処可能
  • 防水塗料で防水性能を再生できる
  • 軽度の劣化には塗装が効果的なメンテナンス方法

2 屋根材の破損・浮き・ズレには塗装だけでは不十分

一方、屋根材自体が割れていたり、ズレて隙間が生じていたりする場合は、塗装だけでは雨漏りを止めることはできません。

このようなケースでは、まず屋根材の補修や交換が必要です。

特に瓦屋根などは、一枚でもズレたり割れたりすると雨水が侵入しやすくなるため、塗装前にしっかりとした下地処理や補修が求められます。

  • 割れ・浮き・ズレがある場合は補修が必須
  • 塗装では根本的な解決にならない
  • 屋根の構造や素材に応じた修繕が必要

3 雨漏り箇所の特定と専門業者による診断が鍵

雨漏りの原因は屋根だけに限らず、棟板金や雨樋、ベランダとの接合部など複数の箇所に潜んでいる可能性があります。

そのため、安易に塗装だけを行うのではなく、まずは専門業者による診断を受け、どこから水が入っているのかを正確に突き止めることが重要です。

原因が分かれば、塗装・補修・部分交換など、最適な対処法を選ぶことができます。

  • 雨漏りの発生源を特定する診断が最優先
  • 屋根以外の部位が原因の可能性も
  • 診断に基づく適切な補修・塗装が長持ちの秘訣

まとめ

屋根塗装は、あくまで「防水性能を維持・再生するための手段」であり、すべての雨漏りに有効とは限りません。

症状に応じては、補修や交換が必要な場合もあります。

まずはプロの診断を受け、雨漏りの原因を正しく把握することが、長く安心して住み続けるための第一歩です。

  • 雨漏りの原因によって対処法は異なる
  • 塗装だけで済むのは軽度な表面劣化の場合
  • 診断→補修→塗装の順が最適な対策

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
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・一級建築士
・二級建築士
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