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雨漏りはこうして始まる!屋根塗装の劣化と症状別メンテナンス法

最終更新日時 : 2025.05.21

雨漏りはこうして始まる!屋根塗装の劣化と症状別メンテナンス法

雨漏りはこうして始まる!屋根塗装の劣化と症状別メンテナンス法

「気づいたら天井にシミが…」「部屋がジメジメしている…」そんなときに疑うべきなのが屋根の劣化です。

屋根塗装の剥がれやヒビ割れは、すぐに雨漏りを引き起こすわけではありませんが、放置すれば確実に被害は広がっていきます。

ここでは、屋根塗装の劣化がどのように雨漏りに繋がるのか、また劣化の段階ごとの対処法をご紹介します。

この記事は、次のような疑問のある方におすすめです!
・風雨で外壁がどのくらいダメージを受けるのか知りたい
・今できる対応策を知りたい

1 劣化の初期症状:色あせ・ツヤの消失

屋根塗装の劣化は、まず見た目の変化から始まります。

新築時には光沢があった屋根が、年数の経過とともに色あせ、ツヤがなくなっていきます。これは塗膜の防水性が低下してきたサインです。

放置していると、雨水が屋根材に直接触れるようになり、次の段階へと進行していきます。

  • 色あせは塗膜の劣化初期症状
  • 防水性能の低下を意味する
  • 早めの再塗装でダメージを防止

2 中期症状:チョーキング現象やヒビ割れ

屋根を手で触ったとき、白い粉がつく「チョーキング現象」も劣化の中期段階を示すサインです

これは塗料の顔料が劣化し、粉状になって現れる現象です。また、塗膜の硬化により細かいヒビ割れが起きていることもあります。

この段階でのメンテナンスを怠ると、屋根材そのものの劣化へと進行します。

  • 白い粉=塗膜の劣化が進行中
  • ヒビ割れは雨水の侵入リスク大
  • 早期補修で屋根材の保護が可能

3 末期症状:苔・カビ・雨染みの発生

屋根に苔やカビが生え始めたり、天井に雨染みが現れたら、それは末期的な劣化のサインです。

塗膜が完全に機能を失い、屋根材が吸水している状態です。

雨漏りのリスクが非常に高いため、早急なメンテナンスや塗り替え、場合によっては葺き替え工事が必要となります。

  • 苔・カビは屋根の吸水が進んだ証拠
  • 雨染みがある場合は早急な対応を
  • 塗装では対応できないケースも視野に

4 劣化段階ごとの最適なメンテナンス法

劣化の段階によって、適切なメンテナンス方法も異なります。

初期であれば再塗装で十分対応可能ですが、中期以降はヒビの補修や、防水工事を併用する必要があります。

末期になると、屋根材自体の交換や下地の修復が必要になる場合も。

点検と診断のタイミングが、メンテナンス費用を抑える最大のポイントです。

  • 初期:洗浄+再塗装でOK
  • 中期:ヒビ補修+防水処理が必要
  • 末期:葺き替えや重ね張り工事を検討

5 プロによる定期点検でトラブル回避

屋根の劣化は高所のため気づきにくく、放置されがちです。プロによる定期点検を受けることで、早期発見・早期対応が可能になり、大掛かりな工事を回避できます。

点検は無料で行っている業者も多く、費用対効果の高いリスク回避策といえます。

  • 高所は自分で確認しづらいため要注意
  • 点検は早期発見とコスト削減につながる
  • 優良業者の無料点検を活用しよう

まとめ

屋根塗装の劣化は、見た目の変化から静かに始まり、やがて雨漏りという深刻なトラブルに発展します。

色あせ・チョーキング・ヒビ・苔などのサインを見逃さず、段階ごとに適切なメンテナンスを行うことが、住まいを長持ちさせる秘訣です。

定期点検と早めの対処で、安心・快適な住環境を維持しましょう。

  • 劣化症状を段階別に見極めることが重要
  • 初期段階なら費用を抑えて対処できる
  • プロの点検と早期対応で雨漏りを防止

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
お客様の幸せを、自らの幸せに感じて。
あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
リフォームを中心とした住宅業界
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資格情報

・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター

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