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外壁塗装において「費用が違う」理由とは?

最終更新日時 : 2021.12.22

外壁塗装において「費用が違う」理由とは?

外壁塗装において「費用が違う」理由とは?

 

外壁塗装は定期的に行うことが推奨されていますが、業者によってまたは家によって費用が違うことがよくあります。

 

特に初めて塗装を行う場合は、費用に関して驚くこともあるかもしれません。そこで外壁塗装において費用が変わってくる理由についてたっぷりご紹介します。

 

◼ コラムのポイント

1、外壁塗装で費用が違う理由について学ぶことができます

2、業者による違いだけではなく、家ごとに変わる費用について知ることができます

3、お客様のご要望やライフスタイルによっても費用が変わることが分かります

 

 

◼ 外壁塗装で費用が変わってくる理由

外壁塗装を行う際に、いくつかの業者に相見積もりを出してもらうことも多いはず。

 

業者による違いはもちろん、家によっても費用は変わってきます。費用が違う仕組みを知った上で、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

 

 

・業者の種類

外壁塗装で費用が変わってくる理由として、業者の種類があげられます。大きく分けて大手メーカーと地元の業者では、中間手数料の有無だけでも費用が変わってきます。

 

大手メーカーは安心できるイメージが強いかもしれませんが、施工は下請けに依頼していることも多いため中間手数料を余分に取られてしまいます。地元の業者は契約から施工までを一貫して行なっていることや広告を打ち出していないことから費用を抑えられることが多いといえます。

 

外壁塗装は、あまりに安い業者を選ぶと良くないケースもあります
安い外壁塗装には理由がある?適切な価格の業者を選ぼう

 

 

・業者の専門分野

外壁塗装を依頼できる業者によって、専門分野が違うものです。取り扱っている塗料の種類が限られている業者だと、ベーシックな塗料でしか塗装できないこともあります。

 

また外壁や屋根だけを請け負っている業者か、内装など家の中まで得意としているかどうかによっても費用が変わります。

 

・業者の熟練度

外壁塗装の費用は、業者の熟練度によっても変わってきます。

 

職人になりたての人と何十年も続けているベテランの職人では、仕上がりに差が出るのは当然ですよね。そのため熟練度の高い業者だと仕上がりの質も良い一方で費用も高くなることがあります。

 

・工事の時期

塗装業者にとって繁忙期と閑散期があります。春や秋は気候が安定しているため依頼が多く、逆に梅雨の時期や冬は塗装の依頼が少ないものです。

 

塗装を依頼してくれる人が少ない時期には、少し安くしてでも塗装の依頼を受けたいと思う業者も多いといわれています。

 

・現地調査の方法

外壁塗装を行う前には、実際の外壁の状態を見る「現地調査」を行います。現地調査の結果によって工事内容や塗料選びが変わってきますが、そもそも現地調査の方法によっても費用が変わってきます。

 

目視だけの簡易的な現地調査だと費用を抑えられますが、後から不備が見つかった場合に追加工事が発生してしまうことも。逆に入念に調査をすると少し費用はかさみますが、追加工事の可能性は低くなります。

 

・家の築年数

外壁塗装の費用は、家の築年数によっても変わってきます。築年数が経っていれば経っているほど劣化が進んでいることが多いため、施工箇所や範囲が広くなってしまいますよね。塗装前の修繕が必要だったり、塗装だけではなくカバー工法や張り替えといった方法を取るしかないこともあります。

 

築年数だけで一概に言うことはできませんが、築年数が1年の家と20年の家を比較したときに、築20年の家の方が塗装費用がかかることは明白です。

 

・劣化の度合い

築年数と内容が似てきますが、劣化の度合いによっても費用が異なります。

 

外壁の色褪せや多少の汚れ、部分的なひび割れ程度であれば費用を抑えることができますが、外壁の塗装全体が剥がれていたり、壁一面にカビやコケが生えていたりすると塗装前の作業に手間がかかってしまいます。劣化の度合いがひどいほど費用も高くなるため、こまめに塗装するのがおすすめです。

 

外壁リフォームを検討する際に知っておきたい、劣化のサインについてはこちら
外壁リフォームの種類や劣化のサインを知っておこう

 

・家の形状

家の形状が外壁塗装に関係することを知らない方も多いかもしれませんが、凹凸が多かったり屋根が複数付いていたりと複雑であればあるほど費用が高くなってきます。

 

家の大きさが一緒だったとしても、形状によって塗装する面積が変わってくるためです。

 

・家の立地

家の立地も外壁塗装の費用と関係しています。例えば左右や前後が家で囲まれていると日当たりが悪いことが多く、カビやコケが生えやすいですよね。

 

道路に面していると紫外線や排気ガスによる影響を受けやすくなります。このように家の立地によって劣化の状態が異なるため、外壁塗装の費用が変わってくるのです。

 

・周辺環境や気候

家の立地と似ていますが、家の周辺環境や気候もポイントの一つ。雨が多い環境だとシロアリやカビの被害に遭いやすかったり、屋根が腐食しやすかったりします。

 

逆に日照時間が長いと紫外線による劣化が進みやすいといえます。周辺環境や気候によって劣化の表れ方が違い、症状を改善するために適した塗料選びが必要になります。その塗料選びによっても費用が変わってくるのです。

 

・周辺の家との近さ

周辺の家との距離が近すぎると、足場を建てられる範囲が狭かったり塗装しづらかったりすることにつながります。

 

そのため狭い土地に家が密集しているエリアでは塗装費用が高くなることも。

 

外壁や屋根の塗装における足場の必要性や足場に関する基礎知識についてのコラムも参考にしてみてください
屋根修理における足場の必要性と足場に関する基礎知識

 

・外壁に使われている素材

外壁材に使用している素材によっても費用が異なります。昔ながらの家によく使われていたモルタルと、最近の家の主流であるサイディングを比べてみましょう。

 

モルタルはひび割れが起きやすいため、下地処理の分の費用が余分にかかってしまうことも。逆にサイディングはボードをつないでいるコーキングの修繕が必要になってきます。

 

それぞれ費用がかかる箇所が異なりますが、劣化の症状がひどくない状態で塗装することで費用を抑えることができます。

 

・塗装する塗料の違い

外壁塗装では塗料選びが重要なポイントとなります。塗料には機能性による種類の違いもありますが、グレードによって塗料の耐用年数や費用が変わってきます。

 

グレードが低いと費用を抑えられる一方で耐用年数が短いため、結局のところ塗装の回数が増えてしまうことも。グレードが高いと一度の出費は大きくなりますが、塗装の回数が少なくなるためランニングコストとして考えると費用の削減につながります。

 

外壁塗装における塗料の価格の違いについてはこちら
外壁塗装で使われる塗料の価格が違うワケとは

 

 

・相見積もりしたかどうか

外壁塗装では、いくつかの業者に見積もりを出してもらって比較する「相見積もり」を行うのが一般的です。相見積もりすることで費用相場が分かるだけではなく、信頼できる業者を見極めたり費用の違いを比較したりすることができます。

 

相見積もりすることを業者に伝えるので、他の業者より安くしようとしてくれる業者もいるかもしれません。

 

◼ お客様ごとに費用は異なる

業者の種類や家の状態が費用に関係することはもちろん、お客様の要望によって費用が変わることもあります。

 

・お客様が重視するポイント

お客様によって外壁塗装で重視するポイントは異なります。

 

費用を抑えるためであればグレードが低くても構わないという方もいれば、できるだけ高品質で耐久性の高い塗料を選びたいという方、対応や近所への配慮など姿勢を重視する方などさまざま。お客様が外壁塗装において何を重視するかによって予算を組んでみてください。

 

・ライフプラン

これから何十年も家に住み続ける予定なのか、とりあえず今を凌ぐための塗装で良い、今はお金が必要なので今回は最低限の塗装で、などライフプランによっても費用は変わってきます。

 

塗装のための費用で生活が苦しくなってしまっては元も子もないので、ライフプランに合わせて予算を組むようにしましょう。

 

お客様にご満足いただけるための「提案力」に関するコラムはこちら
外壁塗装の提案力|お客様にご満足・ご安心いただくために

 

 

◼  まとめ

外壁塗装の費用が業者や家によって異なることに疑問を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。実は費用が違うことにはさまざまな理由が考えられます。お客様の要望やライフスタイルによっても予算の組み方が変わってきます。

 

塗装屋ぬりべえでは、お客様のご要望をお伺いしながら外壁や屋根の塗装を行なっております。千葉県と茨城県で外壁・屋根の塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
お客様の幸せを、自らの幸せに感じて。
あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
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