「まだきれいだし、外壁塗装は先でいいかな」「そろそろとは思っているけど、お金がかかりそう」など、外壁塗装をなるべく後にしたいと考えている方は多いです。
しかし、外壁塗装を遅らせることは実はメリットがほとんどありません。
節約しようと後回しにしていても、結局は高くついてしまうといったこともあります。
この記事では、外壁塗装をせずに放置してしまった場合のリスクや、いつ塗装工事を行うべきかについてご紹介いたします。
・外壁塗装はいつ行えばいいの?
・外壁塗装を放置してしまったらどうなるの?
1 外壁塗装をせずに放置した場合
外壁塗装は、住宅メンテナンスの基本です。
クロスや床といった内装を気にする方は多いですが、内装は放置していても住宅にはほとんどダメージはありません。
しかし、外壁メンテナンスを怠ってしまうと住宅の寿命を短くするだけでなく、修繕が必要になり余計なコストもかかってしまいます。
塗装をすることで、どのようなリスクを回避することができるのかについてご紹介いたします。
・クラックによる部材交換
外壁は、太陽の紫外線により元の塗装が劣化してきてしまい、防水機能が失われ雨水を吸収するようになってしまいます。
吸水と乾燥を繰り返すことで、外壁材が膨張収縮してしまい、クラック(ひび)が発生します。
クラックが発生してしまうと、塗装ではそのクラックを接着することはできません。
小さなクラックであれば、コーキングなどで補修を行うことで対処できますが、クラックが多い場合には外壁材の交換が必要になってしまいます。
・内部の腐食で修繕コスト増
クラックなどから雨水が内部に侵入し、内部の建材までが腐食してしまいます。
このような場合には、内部の修繕も必要になり、メンテナンスコストが余計にかかってしまうことになります。
また1番注意しなければならないのは、内部の腐食に気づかずに、塗装を繰り返してしまうことです。
内部の補修をせずに表面だけ綺麗にしてしまうことで、気づいた時には内部がスカスカになっているというシロアリ被害に遭っていることもあります。
- 外壁塗装をせずに放置してしまうと、防水機能が失われ雨水が外壁にダメージを与える
- 外壁材のクラック(ひび)が多くなったり、内部の建材が腐食したりすると修繕コストが大幅に増えてしまう
2 外壁塗装は5~10年以内に!定期点検も忘れずに
上記のようなリスクを回避するために、外壁塗装は築5~10年程度で行ったほうが良いです。
パッと見は綺麗に見えても、一部のクラックから水が入ってしまえば、住宅はすぐに傷んでしまいます。
特に注意しなければならないのは、新築だから、塗装したばかりだから問題ないと点検を怠ることです。
定期点検をすることで、外壁のトラブルにいち早く気づき、劣化も最小限に止めることができます。
こまめな点検が、お家の寿命を伸ばし、メンテナンスコストも下げてくれます。