築10年以上経過した住宅では、外壁の劣化が目立ち始め、塗装の必要性を感じ始める頃ではないでしょうか。
しかし、いざ外壁塗装を検討し始めると、業者選びや費用相場など、様々な疑問が湧いてきますよね。
そこで今回は、外壁塗装を成功させるために欠かせない、事前準備について詳しく解説します。
・外壁塗装の準備について詳しく知りたい!
・外壁塗装をするまでの流れを知りたい!
目次
1 業者選び
外壁塗装は、高額な費用がかかるだけに、業者選びは慎重に行う必要があります。
悪質な業者を選んでしまうと、施工不良やトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあり、せっかくの塗装工事も台無しになってしまうでしょう。
そこで、外壁塗装業者選びで後悔しないための5つのポイントを詳しく解説します。
経験と実績を重視する
外壁塗装は、高度な技術と経験が必要な専門性の高い工事です。そのため、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。具体的には、以下の点を確認しましょう。
- 創業年数
長い創業年数は、それだけ多くの経験を積んでいることを意味します。 - 施工実績
実際に施工した物件数や、戸建て住宅、マンションなど、どのような物件を得意としているのかを確認しましょう。 - 過去の顧客からの口コミや評判
ホームページや口コミサイトなどで、過去の顧客からの評価を確認しましょう。
複数の業者から見積もりを取る
相場を知らずに1社だけで契約してしまうと、高額な料金を支払わされる可能性があります。必ず複数の業者から見積もりを取り、料金や施工内容を比較検討しましょう。
施工内容を明確にする
見積もりには、どのような材料を使用するのか、どのような工程で施工を行うのかなどが詳細に記載されている必要があります。不明点があれば、遠慮なく業者に質問しましょう。
保証内容を確認する
外壁塗装には、塗装の剥がれや色褪せなどを保証する制度があります。保証期間や内容は業者によって異なるため、しっかりと確認しましょう。
担当者との相性も重要
実際に施工を行うのは、担当者です。担当者との意思疎通がスムーズかどうか、信頼できる人柄かどうかなども、業者選びの重要なポイントとなります。
その他、業者選びの際に役立つポイント
- 資格や許可証の有無を確認する
- 現場を見学させてもらう
- 疑問点や不安なことは、遠慮なく質問する
2 近隣への挨拶
外壁塗装や解体工事など、ご近所にご迷惑をかける可能性のある工事を行う際には、事前に近隣への挨拶を行うことがマナーです。
挨拶を怠ると、トラブルに発展してしまう可能性もありますので、必ず行うようにしましょう。
挨拶のタイミング
挨拶は、工事が始まる1~2週間前に行うのが一般的です。
早すぎると忘れられてしまう可能性があり、遅すぎると迷惑が差し迫っている印象を与えてしまうため、適切なタイミングで挨拶することが大切です。
近隣への挨拶のポイント
- 工事日程や時間帯を伝える
- 騒音や振動のお詫びをする
- 工事会社の連絡先などを伝えておく
3 外壁周辺の整理整頓
外壁塗装は、足場設置や高圧洗浄など、外壁周辺に様々な資材を置いたり、作業を行ったりする工事です。
そのため、事前に外壁周辺を整理整頓しておくことが重要です。整理整頓が不十分だと、工事がスムーズに進まなかったり、思わぬトラブルが発生したりする可能性があります。
整理整頓のポイント
外壁周辺を整理整頓する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 足場設置スペースを確保する
外壁塗装には、足場を組む必要があります。そのため、外壁から1m程度離れた範囲に、何も置かないようにしましょう。 - 高圧洗浄で飛散する可能性のあるものを移動する
高圧洗浄を行うと、水が勢いよく飛び散ります。植木鉢や洗濯物など、水濡れすると困るものは、事前に移動しておきましょう。 - 壊れやすいものや貴重品は室内へ移動する
高圧洗浄や塗装作業の振動で、壊れたり汚れたりする可能性があります。壊れやすいものや貴重品は、室内へ移動しておきましょう。 - その他、邪魔になるものを移動する
ホースや工具箱など、作業の邪魔になるものは、事前に移動しておきましょう。
整理整頓の進め方
外壁周辺の整理整頓は、早めに始めておくことをおすすめします。具体的には、以下の手順で進めましょう。
- 業者と相談する
業者によっては、外壁周辺の整理整頓をサポートしてくれる場合があります。事前に業者と相談し、どのような準備が必要かを確認しておきましょう。 - 不要なものを処分する
壊れたものや使わないものは、この際に処分しましょう。 - 移動できるものは移動する
植木鉢や洗濯物など、移動できるものは、事前に移動しておきましょう。
4 塗装前の家の状態の記録
塗装工事前に、外壁の状態を写真で記録しておきましょう。こうすることで、塗装後に不具合があった場合に、証拠として役立てることができます。
塗装前の家の状態の記録のポイント
- 外壁全体を撮影する
- 亀裂や剥がれなどの傷をアップで撮影する
- 撮影日時を記録しておく
5 その他の準備
上記以外にも、以下のような準備があるとスムーズに工事が進みます。
- 洗濯物の干し場所を確保する
- ペットがいる場合は、預け先を決めておく
- 外構や植栽の養生を依頼する
6 まとめ
外壁塗装は、事前準備をしっかりと行うことで、よりスムーズに成功させることができます。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ準備を進めてください。