コラム

積雪地域での外壁塗装 雪が降る前に済ませておくべきチェック項目

最終更新日時 : 2026.01.08

積雪地域での外壁塗装 雪が降る前に済ませておくべきチェック項目

積雪地域での外壁塗装 雪が降る前に済ませておくべきチェック項目

積雪地域にお住まいの方にとって、冬は外壁塗装が困難になる季節です。

雪が積もってからでは足場を組むことも難しく、春までダメージを放置することになります。

本格的な雪が降る前に、これだけは確認しておくべき外壁・屋根のチェック項目を専門スタッフが詳しく解説します。


この記事はこんな方におすすめ!
・降雪量が多い地域に住んでおり、冬の前に家の点検をしたい方
・雪の重みや水分による建物の損傷を避けたい方

1 雪害の入り口を塞ぐ!「シーリング」の亀裂チェック

積雪地域で最も警戒すべきは、雪解け水が外壁内部に侵入することです。

特にサイディングの目地である「シーリング」が割れていると、そこに積もった雪が昼間に溶けて水となり、毛細管現象で壁の奥深くまで吸い込まれていきます。

この水が夜間に凍結すると、膨張してサイディングを内側から破壊する「凍害」を引き起こします。

雪が降る前に、1階周りだけでなく、雪が溜まりやすい窓の上や下などの目地が切れていないか、指で触って確認しておくことが最も重要な初手となります。

  • シーリングの破断は、雪解け水を壁内に引き込む「スポンジ」のような役割をしてしまう。
  • 特に凍害が発生しやすい「北面」や「日陰」の目地は重点的な点検が必要。
  • 亀裂を見つけたら、簡易的なコーキング材での応急処置だけでも冬を越す助けになる。

2 塗装の剥がれは危険信号!防水機能のチェック

外壁の塗装が色あせている、または手で触ると白い粉がつく「チョーキング現象」が起きている場合、すでに防水機能は失われています。

乾いた時期であればまだしも、雪に長期間さらされると、外壁材自体が水分を吸収してふやけ、春になった頃にはボロボロと崩れ落ちてしまうことがあります。

特にコンクリートや窯業系サイディングは、水を含んだ状態で冬を越すと強度が著しく低下します。

雪が降る前に表面を撥水させる塗装が間に合わない場合でも、防水スプレーなどの一時的な保護が必要かどうかプロに相談する価値があります。

  • チョーキングは防水膜の寿命。雪の水分を吸い放題の状態であることを示している。
  • 塗装が剥がれた箇所は雪による「浸食」を受けやすく、春に大きな穴が開くこともある。
  • 本格的な冬の前に、せめて「水洗いで汚れを落とし、乾燥させる」だけでも劣化速度を抑えられる。

3 雨樋(あまどい)の詰まり除去!氷の重みによる破損防止

外壁塗装と並んで重要なのが、雨樋のチェックです。

秋の落ち葉が詰まった状態で雪が降ると、雨樋の中で水が凍り、巨大な氷の塊となってしまいます。

その重みは数百キロに達することもあり、雨樋を支える金具が曲がったり、雨樋自体が破損して落雪とともに外壁を傷つけたりします。雪が積もる前に雨樋を清掃し、水がスムーズに流れることを確認しましょう。

また、金具にガタつきがないかチェックすることも、冬の落雪から家を守るためには欠かせないメンテナンス項目です。

  • 落ち葉詰まりは、冬に雨樋を「氷の凶器」に変える最大の要因。
  • 雪が降る前に高圧洗浄などで通りを良くしておけば、軒先のつらら発生も抑えられる。
  • 雨樋の歪みや外れは、雪解け水が直接外壁にかかり続ける原因になり、凍害を加速させる。

4 基礎と水切りの点検!積もった雪が直接触れる場所の防御

地面に近い「基礎」や、その上にある「水切り(金属の仕切り)」は、積もった雪に長期間直接触れ続ける場所です。

水切りの継ぎ目が浮いていたり、基礎に大きなひび割れがあったりすると、そこから雪解け水が土台へと侵入します。雪に埋もれてしまう場所は、冬の間は点検も補修も不可能です。

雪が積もる高さを想定して、地際から1メートル程度の範囲に損傷がないか確認しましょう。

もし大きな隙間がある場合は、雪が降る前に防錆処理や簡易的な防水補修を済ませておくことが、春の「シロアリ発生」や「構造腐食」を防ぐ最大の防御となります。

  • 水切りの変形は、雪が溶けた際の「伝い水」が壁の裏側に入る原因になる。
  • 基礎のひび割れ(0.3mm以上)は、雪解け水による鉄筋のサビを誘発し建物を弱くする。
  • 雪が降る直前の時期でも、部分的な「ポイント補修」なら1日で完了し効果は大きい。

まとめ

積雪地域での冬越しは、家にとって一年で最も過酷な試練です。

雪が降ってから「もっと早く見ておけばよかった」と後悔しないために、秋から初冬にかけてのチェックは欠かせません。

今回挙げた項目を参考に、ご自身で確認できる範囲をチェックし、不安な箇所はすぐに専門業者に相談してください。万全の準備を整えて、雪の季節を安心して迎えましょう。

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
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・一級建築士
・二級建築士
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