屋根のカバー工法とは|費用相場、メリットデメリット、手順をご紹介

屋根のリフォームをする方法の一つとして、「カバー工法」があります。

今回は屋根のリフォームをお考えの方に向けて、カバー工法とは何か、費用相場、メリットデメリットなどの基本知識をご紹介します。

弊社の事例写真とともに施工手順もあわせてご説明しますので、「カバー工法ってどんなリフォーム方法なのかよく分からない」という方は、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

 

◼ コラムのポイント

1、カバー工法はどのようなリフォーム方法なのか、施工手順、費用相場がわかる。

2、カバー工法のメリット・デメリットと、どのような屋根に適している施工法なのかがわかる。

3、カバー工法をおこなう際の注意点がわかる。

 

■リフォームで行う「カバー工法」とは?

「カバー工法」とは、古くなった屋根の上に「防水シート(ルーフィング)」と「新しい屋根材」をかぶせることで屋根をリフォームする方法です。「重ね葺き」や「カバールーフ工法」といった呼ばれ方をすることもあります。

屋根自体をすべて新しいものに取り替えるわけではないため、手軽に安くできるリフォームの方法として一般的に採用されているのが「カバー工法」です。

 

■カバー工法の費用相場

費用相場

カバー工法の費用相場は、一般的に1㎡あたり8千円〜2万円ほどです。

足場代や下地処理などの諸費用を含めると、合計60〜280万円ほどを目安に考えておくと良いでしょう。

正確な費用は、施工業者、リフォームする面積・劣化具合によって大きく変わってきます。そのため、さまざまな施工業者と比較したうえでどの会社に依頼するか決めるのが良いでしょう。

一般的に費用に含まれる項目内容はこちらです。

  • 新しい屋根材
  • 防水シート
  • 下地処理代
  • 足場代
  • 棟板金・雪止め金具の撤去・取り付け代
  • 工事管理費などの諸費用

 

■カバー工法の施工手順

カバー工法の施工手順を、写真とともにご説明します。

 

①まずは、棟板金・雪止め金具を撤去します

カバー工法 撤去

 

②次にルーフィングといわれる防水シートを敷きます

ルーフィング

 

③ルーフィングが終わったら、新しい屋根材を設置します

新しい屋根材

 

④屋根材の設置が終わったら、樹脂桟木を使用し棟板金を取り付けて完成です

カバー工法 工程カバー工法 工程

 

⑤完成

カバー工法 完成カバー工法 完成

 

カバー工法でリフォームをするメリット・デメリット

カバー工法でリフォームするメリット・デメリットを、3つずつご紹介します。

良い点だけではなく、悪い点もきちんと把握したうえで施工を依頼するようにしましょう。

 

メリット①断熱性・遮音性・防水性が高まる

カバー工法ではもともとある屋根の上に新しい屋根材をかぶせるという方法のため、屋根が二重構造になります。

そのため、断熱性・遮音性・防水性が高まるというメリットがあります。

 

メリット②工事費用が安くなる

すでにある屋根の上に新しい屋根材を設置するだけのカバー工法は、工事費用が安くおさえられるのも利点のひとつです。

カバー工法以外のリフォーム方法として、古い屋根材を剥がして新しいものを設置する「葺き替え法」があります。こちらは、古い屋根材を剥がし撤去するのにおおがかりな工事となるため、その分費用がかかってしまいます。

 

メリット③短期間で工事が終わる

カバー工法は葺き替えと比較するとおおがかりな工事ではないため費用が安いだけではなく、短期間で工事が終わります。

カバー工法は通常1~2週間程度かかるのに対して、葺き替えは数週間から長くて1ヶ月かかる場合もあります。

 

デメリット①火災保険は適用にならないことも

火災保険は原則、「損傷部分を元の状態へ戻す工事」に対して適用されます。

新しい屋根材をかぶせるカバー工法は「元の状態へ戻す工事ではない」とされてしまい、火災保険が利用できない場合があるため注意しましょう。

 

デメリット②屋根が重くなり耐震性に影響する

新しい屋根材を重ねることで、屋根自体の重量は増してしまいます。そのため、建物全体に負担がかかり耐震性が弱くなる恐れがあります。

カバー工法をおこなう際には、必ず耐震性に問題がないか業者に確認してもらうようにしましょう。

 

デメリット③返って割高になる場合も

カバー工法はもともとある屋根材を補修するものではありません。

そのため、カバー工法で安くリフォームした後に屋根全体の劣化が進み、最終的にすべての屋根材を取り替える「葺き替え」が必要になってしまった場合、かえって工事費が高くついてしまうこともありえます。

 

外壁塗装における「火災保険」について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
外壁塗装費用を削減できる!火災保険の活用法

 

■カバー工法はどんな場合に適している?

屋根修理

カバー工法に適しているのは、以下3つの場合です。

 

① 屋根の劣化が激しくない

② 下地が傷んでいない

③ 工事費用を安く抑えたい

 

カバー工法はすでにある屋根を根本から治す方法ではないため、劣化が進んでいる場合は屋根材自体を取り替える「葺き替え」が必要となります。

注意しておきたいのは、「工事費用を安く済ませたい」という理由だけで安易にカバー工法を選ばないことです。業者に屋根の現状をきちんと診断してもらったうえで、劣化状況に応じて適切な方法をえらびましょう。

 

「葺き替え法」について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
屋根を葺き替えるメリットとデメリット、タイミングの目安とは

 

■カバー工法は「ガルバリウム鋼板」が使用される

ガルバリウムの外壁

カバー工法では一般的に「ガリバリウム鋼板」でできた金属系の屋根材が使用されます。ガリバリウム鋼板はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%からなる「アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板」です。

耐久性、耐熱性、加工性に優れている上に、軽量でデザイン性も高いのが特徴です。

ガルバリウム鋼板はカバー工法のリフォームだけではなく、新築の住宅にも多く使用されています。近年では、より耐久性を高めた「ジンカリウム鋼板」という屋根材もあり、こちらもカバー工法によく使用されるようになっています。

 

ガルバリウムの屋根材について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
ガルバリウムの屋根とは?メリットとデメリット

 

■カバー工法を行う際の注意点

最後に、カバー工法を行う際の注意点を3つお伝えします。

満足のいく屋根リフォームをするために、ぜひ以下のポイントを抑えておきましょう。

 

・結露に気をつける

カバー工法で見た目は良くなったとしても、実は下にある防水シートと本来の屋根材の間に結露ができてしまう場合があります。

気が付かないうちに結露を放っておくと、雨漏りが生じたり下地の劣化が進んでしまうので要注意です。カバー工法を施したあとでは結露に気付くのは難しいため、もともとの屋根材が吸水性の高いものかどうかを事前に確かめておきましょう。

吸水性が高く結露が発生してしまう危険が高い場合は、そこまで劣化が進んでいなくても葺き替えでのリフォームをおこなう必要があります。

 

・DIYはおすすめできない

屋根の一部分だけなら自分でリフォームできるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、DIYはおすすめできません。

屋根のリフォームは専門業者が足場を組んでおこなう大掛かりな工事であるため、安全面を考えるとDIYは非常に危険です。

たとえ小さな範囲での劣化が気になったとしても、リフォームは専門の業者に依頼するようにしましょう。

 

・信頼できる業者に依頼する

リフォームで失敗しないためには、屋根の状態に基づいて適切な方法で施工してもらえる、丁寧な工事を実施してもらえる業者に依頼することがもっとも大切なポイントです。

特に初めての方は、まずは複数の業者に見積もりを出してもらったうえで比較検討し、信頼できる業者にリフォームを依頼するようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、「カバー工法」についてメリットデメリット、費用相場、施工手順などの基礎知識をお伝えしました。まずは適切な方法、適正な費用で丁寧に施工してもらえる業者を探して、屋根リフォームへの第一歩を踏み出しましょう。

 

塗装屋ぬりべえは、千葉・茨城エリアにて屋根・外壁塗装と雨漏り修理を専門におこなっている地域密着型の工務店です。屋根リフォームの実績も多数あり、弊社の屋根カバー工法は自社職人による工事メーカー保証が材質30年、美観10年、雨漏り10年の安心保証が付いております。無料で屋根の診断・お見積もりをさせていただきますので、屋根のリフォームをお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。

弊社のカバー工法でのリフォーム事例は、こちらよりご覧いただけます↓

カバー工法の施工事例①「千葉県銚子市外壁塗装|カバー工法で金属製屋根に」

カバー工法の施工事例②「茨城県牛久市屋根工事|金属屋根カバー工法で施工」

著者情報

塗装屋ぬりべえ 編集部

塗装屋ぬりべえ 編集部

かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
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