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【工事の注意点あり】外壁塗装を行う必要がある主な建材の種類

最終更新日時 : 2023.02.05

【工事の注意点あり】外壁塗装を行う必要がある主な建材の種類

【工事の注意点あり】外壁塗装を行う必要がある主な建材の種類

「そろそろ塗装が必要かな」と思ったときに、初めて自宅の外壁材がどのような種類か気になったという方は多いのではないでしょうか?
自宅を購入する際に、外壁材はデザインの一部であり、その材質やメンテナンス方法についてまで知っているという方はほとんどいないのではないでしょうか。

この記事では、外壁塗装を行う必要がある一般的な建材の種類と、それらの工事の注意点についてご紹介いたします。

この記事は、次のような人におすすめです!
・外壁塗装が必要な壁材ってどんなものがあるの?
・外壁塗装工事の注意点を知りたい

塗装が必要な主な外壁材

外壁塗装を行う必要がある主な外壁材は、窯業系サイディング、モルタル、ALCとなります。

これらに共通する特徴は、原料がセメントを用いられているということです。

セメントは、加工が容易で耐久性や防火性に優れた建材であるため様々な用途で用いられています。

しかし、「水に弱い」という弱点があります。

この弱点を補うために、防水塗装(ここで言う外壁塗装)を行う必要があるのです。

新築時に塗装されていますが、築年数が経つにつれ塗装が劣化してくるため定期的な塗装が必要になります。

また同じ外壁塗装の工事ですが、外壁材の違いによってどのように工事方法が変わるのでしょうか?

簡単に注意点についてもご紹介いたします。

*ここでは紹介しませんが、金属系の場合にはサビを防ぐために塗装が必要になります。

窯業系サイディング

セメント、繊維質などを混合し、板状に加工した建材です。

主なメーカーにニチハ、ケイミューなどがあります。

セメントを主成分としているため、防水機能は全く無いので生産時に工場塗装されたものを使用するのが一般的です。

工事の注意点は、目地部分はコーキング材が使用されているため、打ち替えや増し打ちといった工事が必要になります。

・モルタル

モルタルは、セメント、水、砂を混ぜた建材です。

ラス網などの下地に左官作業で作られた外壁になります。

新築時に防水仕上げが行われ、仕上げ方法により外観が変わり、凸凹したものや扇状の模様がついたものなどがあります。

目地などは無いため、新築時にコーキングの必要はなく、再塗装時にも基本的には必要ありません。

塗装の下塗り材は、モルタル用のものがあるため窯業系サイディングとは異なる点に注意です。

・ALC

ALCは、軽量発泡コンクリートという建材で、主なメーカーは旭化成建材などです。

軽量で高強度ですが、水を含むとカッターで切れるくらいに脆くなります。

パネル構造のため、継ぎ目にコーキングが必要です。

窯業系サイディングよりもメーター数が必要で、打ち損じが無いように注意しましょう。


  • 塗装の必要な外壁材は、窯業系サイディング、モルタル、ALC。これらは水に弱いため外壁塗装で防水する必要がある
  • 窯業系サイディングは、打ち替えや増し打ちといった工事が必要 
  • モルタルは、専用の下塗り材がある点に注意
  • ALCは、水を含むともろくなるため、コーキングの際に打ち損じがないように注意

 

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
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