外壁や屋根を塗装したいとき、どの業者に依頼すれば良いか迷ってしまうという人もいることでしょう。塗装に失敗して雨漏りするようになったり、想像とは違う完成図になってしまったりしてはショックですよね。そこで塗装業者の種類や、業者を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。
◼ 塗装業者の種類
外壁や屋根の塗装をしてくれる業者には、大きく分けて三つの種類があります。ハウスメーカー、工務店、地域の塗装業者、それぞれの特徴やメリットとデメリットをご紹介します。
・大手ハウスメーカー
ハウスメーカーで家を建てると、数年に一度の点検の際に塗装を勧められた経験があるという人もいるのではないでしょうか。ハウスメーカーは家を建てたときの保証期間が終わってしまっても、勧められるメンテナンスを契約することで保証期間を延ばしてくれる場合があります。このように保証やメンテナンスなどのアフターフォローが充実している点はハウスメーカーに依頼するメリットだといえます。
デメリットとしては費用が高くなることがあげられます。ハウスメーカーとの契約であっても塗装自体は下請け業者が行っていることがほとんどです。そのため中間手数料が発生することや、宣伝費用などがかかっていることが高い費用の理由です。
また大手のハウスメーカーだと安心できるイメージがあるかもしれませんが、どういった下請け業者が行っているのかまで指定することはできません。必ずしも良い品質とは限らないことを頭に入れておく必要があります。
・工務店
工務店は地域の建設会社のことをいい、工務店で家を建てた場合は塗装も依頼したいと考えている人もいるかもしれません。工務店の場合も、塗装自体は下請け業者が行っていることがほとんどです。そのため中間手数料がかかってしまいますが、ハウスメーカーと比べると安い費用で施工できます。工務店の場合は、塗装以外にもリフォームやメンテナンスを一緒に相談することもできます。
・地域の塗装業者
地域に密着している塗装業者は、他の業者と比べると費用を抑えることができます。相談してから契約、施工、アフターフォローまで自社施工の場合が多いため、中間手数料がかからないためです。また地域に密着しているということもあり、土地の気候や風土などを知っている点で安心できます。
また地域の塗装業者は宣伝をしていない場合もあるため、探すのが難しいこともあります。近所の人やお友達に聞いてみると口コミでいい業者を教えてもらうこともできるかもしれません。
◼ 塗装業者を選ぶポイント
塗装を依頼できる業者の種類は分かりましたが、その中でもたくさんの業者が存在します。施工に不備があるような仕上がりになってしまうことのないよう、安心して依頼できる業者を選びたいですよね。そこでチェックしたい業者選びのポイントをご紹介します。
・自社施工かどうか
自社施工とは、お客様との打ち合わせから施工、アフターフォローまでを自社で行うことをいます。塗装の契約をした業者を元請けとして下請け業者に施工を任せている場合もあり、そういった場合は依頼したお客様と施工を行う下請け業者に接点がないまま塗装が行われることになります。
自社施工ではアドバイザーや職人を業者が抱えているため、「相談した内容と完成が違う」といった齟齬が起こることが少ないというメリットがあります。また施工を行う業者とお客様が直接契約をするため、安心感もあります。
また中間業者が間に入ってしまうと、下請け業者への施工費だけではなく元請けへの中間手数料もかかってしまいます。中間手数料を支払うのは実質お客様となるため、自社施工の業者に依頼する場合と比べて費用が高くなるということを頭に入れておきましょう。
・現地調査がしっかり行われるか
塗装業者に相談をすると、見積もりを出す前に外壁や屋根の状態を確認するための現地調査を行います。調査をしっかり行っているように見えても、屋根の上まで上がらずに地上からチェックしているだけであったり、専門知識のない人が行っていたりという場合もあります。
人の場合は医師免許を持つお医者さんに見てもらうように、家の場合も建築士や雨漏り診断士、外装劣化診断士といった専門資格を持っている人に診断してもらう方が安心ですよね。必ずしも診断に資格がいるわけではありませんが、営業マンの人柄や口のうまさだけで判断すると失敗してしまうこともあるため注意が必要です。診断に特化した人が診断し、外壁や屋根の状態に合わせた提案をしてくれるかどうかを見極めましょう。
外壁の場合は、チョーキングやコケ、ひび割れ、コーキングなどチェックします。チョーキングではグローブを使って粉が付着するかどうかを確認、コケや割れはルーペで劣化しているかどうかを確認、ひび割れやコーキングは巻き尺を使ってひびの幅やコーキングの深さを測定します。
屋根の場合は、防水性やコケ、縁切り、瓦の割れ、温度などをチェックします。屋根材に霧吹きで水をかけることで防水性を確認、コケはルーペで劣化を確認、縁切りはヘラを差し込むことで排水を確認、瓦の割れは滑落した屋根がないかどうかを確認、温度は屋根表面の温度を測定します。
・アフターフォローや保証
一度塗装をしてしまうと、正しい施工だったかどうかなかなか見分けがつきません。外壁や屋根を塗装してもらって満足のいく仕上がりになっていたとしても、施工からすぐに不具合が出てくることもあります。そういったときに業者に連絡しても、アフターフォローをしてくれないといったトラブルも考えられます。
そのため業者を選ぶ際にはアフターフォローがしっかりしているかどうかが重要なポイントとなります。どの業者も保証を付けていることが多いですが、内容までしっかり確認しておくことをおすすめします。保証には製品保証と工事保証の二種類があり、製品保証は塗料自体に不備があった場合に塗料メーカーが保証するもの、工事保証は塗装に不備があった場合に業者が保証するものになります。
工事保証を出してくれる業者は、施工内容に自信がある証明になるため安心して良いといえるでしょう。口頭で伝えられただけではいざというときに保証してくれない可能性もあるため、書面で出してくれるかどうかも大切なポイントです。
・対応の丁寧さ
業者に相談してから見積もりを出してもらい、施工を行い引き渡し、アフターフォロー、と業者とは頻繁に関わることになります。その際、対応が悪かったり適当だったりすると気分は良くありませんよね。気持ちよく施工を進めていくためにも、対応が丁寧かどうかは重要なポイントとなります。
「今やっておかないと後悔しますよ」「早く塗り替えないと家が大変なことに」など、むやみに不安をあおるようなことを言う業者もいます。不安をあおることで相談の段階から塗り替えを強要するような業者には注意した方が良いかもしれません。本当にお客様のことを考えていて、家の状態を良くしようと思っている業者はもっと良い対応をしてくれるはずです。
・施工実績があるかどうか
塗装を依頼する業者を選ぶにあたって、施工実績があるかどうかも重要な判断基準となります。業者のサイトを見ると施工実績が掲載されていることもあるため、確認してみることをおすすめします。とはいえ本当に施工したのか怪しいようなサイトもあるため、作業工程の写真や費用が掲載されているかなどもチェックしましょう。
施工実績や創業からの年数は、施工後のアフターフォローにも関係してきます。契約時にはアフターフォローや保証の約束をしたとしても、そのあと倒産してしまっては元も子もありません。施工後も安心して生活するためにも、実績のある業者を選ぶことをおすすめします。
◼ 千葉県内での施工事例
千葉県と茨城県でショールームを展開している塗装屋ぬりべえでは、千葉県内での施工実績が多数あります。その中の事例をご紹介します。
・ひび割れによる防水対策の塗装
外壁にクラックやひび割れが見られたことで防水面が不安という理由からのご依頼です。下塗りをしっかり行ったかどうかが、防水性能に大きく関わってきます。長期間持つように、弾性の下塗り剤を使用しました。シリコン塗料を使い、14日間の工期で120万円の費用となっています。
https://nuribe.jp/refresh2023/properties/62-%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E5%A1%97%E8%A3%85-%E9%A6%99%E5%8F%96%E5%B8%82-%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C-0/
・雨漏り工事と合わせて外壁や玄関も
外壁から雨漏りしていたことで工事の依頼を受けました。足場を設置するのに費用や時間がかかってしまうため、足場を設置するついでに外壁と屋根の塗装も同時に行いました。塗装前はリシン吹付モルタルと窯業系サイディングが外壁材に使われていたことからいろあせやチョーキングがありました。それらの不具合がなおっただけではなく、外観もきれいに仕上がりました。
https://nuribe.jp/refresh2023/properties/61-%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E5%A1%97%E8%A3%85-%E9%A6%99%E5%8F%96%E9%83%A1%E5%A4%9A%E5%8F%A4%E7%94%BA-%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C-0/
◼ まとめ
「外壁や屋根の塗装を依頼したいけど、どの業者を選んだらいいか分からない」と思っている人もいるかもしれません。業者を選びきれないせいで塗り替えが後回しになってしまい、取り返しのつかないことになってしまっては大変です。
塗装を依頼できる業者には、ハウスメーカー、工務店、地域の塗装業者の三種類があります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを考慮した上で選ぶようにしましょう。また、信頼できる業者選びのポイントとして、自社施工であるか、現地調査をしっかり行っているか、アフターフォローや保証があるか、といった項目をご紹介しました。
塗装屋ぬりべえは、千葉県と茨城県という地域に密着した業者として長年の実績があります。相談を受けた段階から施工、アフターフォローまで丁寧に対応致します。外壁や屋根の塗り替えを検討している場合は、お気軽にご相談ください。