雨漏りと聞くと、屋根から雨漏りすることを想像される人は多いでしょう。
しかし、雨漏りは屋根だけでなく壁からも起こります。
そのため、外壁塗装を行う際は、雨漏りしないように外壁も防水性を高めておく必要があるのです。
では、外壁塗装で防水性を高めるためには、どのようなことを行えば良いのでしょうか。
・外壁塗装で防水性は高められるの？
・防水性を高めるためにどんなことをすればいいの？
1 防水性が高い塗料を使用して外壁塗装を行おう
防水塗料は、伸縮性の高い塗料で、弾性塗料の1種です。
弾性塗料は、伸縮性のある塗膜をもつので、ひび割れした場合も、その隙間を埋めてくれてある程度は進行を防げるというものになっています。
防水塗料は、使うのに適している外壁材とそうでない外壁材があるので、まずはご自宅の外壁材の確認をしなければいけません。
外壁がモルタル壁の場合、使用する防水塗料はひび割れを防ぐ効果が高いものを選ぶのが良いでしょう。
もともとモルタル壁は防水性が低いので、どうしてもひび割れしやすいです。
そのため、ひび割れを防ぐ防水塗料を使えば強度を高めることができます。
ALCは、防水性が高い外壁材ですが、水が入ってしまうとひび割れが進行するので、防水性の高い塗料を使いましょう。
サイディングの場合は、金属サイディングは防水塗料に向いていません。窯業系のサイディングであれば、防水塗料が有効です。
2 防水塗料は施工方法が大事
防水塗料は様々なメーカーから発売されています。
どのメーカーの塗料を使用するのかも大事ですが、施工業者が塗料について知識を持っていることと、施工に慣れていることが綺麗な仕上がりにするためには重要です。
塗料について詳しくなく、施工経験も浅いと、壁がペタペタした仕上がりになってしまったり、ふくれが起こるなど劣化も進みやすくなってしまいます。
塗料を選ぶ際は、耐久性と伸縮性どちらも確認し、バランスが取れている塗料を選ぶのがおすすめです。
業者さんにすすめられたからといって、すぐにその塗料に決めるのではなく、いくつかリサートしておくことをおすすめします。
3 まとめ
外壁塗装は、防水塗料を使用して外壁の防水性を高めておきましょう。
ただし、塗料だけでは防水性を完全に高めることができない場合もあります。
そのような場合は、外壁の補強なども検討しなければいけません。
劣化が進んでしまうと大規模な工事にもなりかねませんので、定期的に状態を確認し、早めに対処していきましょう。
