屋根は、直射日光や風雨により塗装が剥げやすい部分です。
外壁と同じように定期的な塗り直しが必要です。
傷んでいるのに放置していると、雨漏りの原因にもなりかねません。
外壁塗装と屋根塗装は、塗料を塗る点が共通しているので、同じ作業と思われがちですが、実は違う部分もあります。
どのような点が異なるのでしょうか。
・屋根塗装と外壁塗装ってどんな違いがあるの?
・屋根塗装の手順を教えてほしい
1 屋根塗装の手順
屋根塗装を行う際は、足場を設置して周囲を養生します。
そして汚れがついている屋根を綺麗にします。高圧洗浄機で汚れを落としてから、塗料を塗ることで、塗膜の密着度を高めます。
高圧洗浄を行っていないと、塗料がきちんと密着しないので塗料の効き目も薄くなってしまうのです。
高圧洗浄を行ったら、ひび割れている部分など修繕をしていきます。屋根に軽く傷をつけるケレン作業で、屋根に塗料がしっかり密着するようにしたら、下塗りを開始します。
下塗り材を塗布してから中塗り、上塗りという工程に入りますが、これらは塗料が乾いてから重ねていきます。
外壁塗装との違いは、塗り方やこの次に行われる工程です。
塗料の重ね塗りが完了したら、縁切りをします。縁切りは、屋根の間に入ってしまった塗料を除去する作業です。
通常、屋根材の下に入ってしまった雨水は、隙間から流れるようになっていますが、塗料がこの隙間を埋めたままの状態だと雨水が流れてくれません。そのため、縁切りの作業が必要なのです。
2 屋根塗装の相場とは?
屋根塗装では、ウレタン塗料やシリコン塗料、フッ素塗料などが使われます。
それらにより費用に差が出ますが、目安として30万から60万が屋根塗装にかかる費用です。
外壁塗装と同時に行うことで、少し費用を抑えることができます。
3 屋根塗装はDIYできる?
屋根塗装はDIYできるのでしょうか。結論から申し上げますと、高所作業となるため経験がない人がするのは危険です。
また、綺麗に塗装することが難しいため、業者に依頼してください。
費用がかかる・・・と思ってしまうかもしれませんが、自分で塗装してうまくできていない場合、雨漏りなどが起こり、余計に修繕費用がかかってしまう可能性もあるのです。
また、塗装をする際は様々な道具も必要になります。
そのため、専門業者に依頼したほうがスムーズと言えるでしょう。
4 まとめ
外壁塗装と屋根塗装では、作業工程に違いがあることが分かりました。
また、屋根塗装は基本的にDIYで行うことはできません。
安心、安全に作業してくれる専門業者に依頼しましょう。