外壁塗装を行うタイミングは、約10年が目安です。
日本には四季があり、気温の変化があるうえ、梅雨や台風による雨風の影響も受けやすいため、おおむね10年ごとに塗装をおこなうと、安心して暮らせます。
目次
1 外壁塗装についてよくある疑問とは
外壁とは、外部に面する壁のことで、外壁は室内を守るため、断熱性や防火性、耐衝撃性などの機能が求められます。
この機能が衰えると次のような症状がみられます。
・外壁の色がなんとなくあせてきたのはなぜ?
外壁の色あせは、塗膜の劣化が始まっているからです。
・外壁を触ると、白い粉が手につくのはなぜ?
この現象は「チョーキング現象」と言い、紫外線や風雨が原因となり塗装が劣化下したために起こる現象です。
放置したままだと、外壁のひび割れやカビの原因となってしまう恐れがあります。
・外壁にひびが入るのはなぜ ?
塗膜の割れ(クラック)の症状です。
塗膜に裂け目ができますが、下塗り塗膜、または素地に達している深い割れをクラックといい、塗膜表面の浅い細かいひび割れをヘア-クラックといいます。
いずれにしてもクラックを放置しておくと、隙間から雨水が入り住宅に大きなダメージを与えてしまいます。
・窓のサッシまわりの目地の部分から、雨水が侵入するのはなぜ?
シーリング部分が劣化しているサインです。
2 外装工事について
上記のような疑問を持ったなら外壁塗装を検討する時期です。
外壁工事には、「塗装工事」「カバー工法」「張替工事」があります。
「塗装工事」とは、既存の外壁の上から塗料を塗る方法です。
「カバー工法」とは、既存の外壁の上に新たな外壁を貼りつける方法です。
「張替工事」は、既存の外壁を撤去して、新たな外壁にする方法です。
外装工事に適した時期は、気温が5℃以上で湿度が80%以下ですが、特別温度が低い真冬以外は対応が可能です。
また、費用面では、一般的に戸建ての外壁塗装の目安として、アクリル塗装が1㎡辺り1,000〜1,800円で、耐用年数は3〜8年程度です。
ウレタン塗装は1㎡辺り1,700〜2,500円で、耐用年数は5〜10年程度です。
外壁工事を行う際には足場を組む必要がありますが、屋根や屋上、バルコニーなどの塗装も同時に行うと、コストダウンにつながります。
3 まとめ
住まいの変化に気がついたら、外壁塗装工事をするべき時期かもしれません。
外壁工事を行うことによって、雨漏りなどから住まいを守るだけでなく、外観の雰囲気を大きく変えることができます。
気持ちをリフレッシュのためにも、外壁塗装工事のご検討をおすすめします。