住まいの外壁は建物を守る重要な役割を果たしています。
新築の場合は、すぐに塗り直しになることはありませんが、築年数が経過するに伴い外壁の塗り直しは必ず必要となります。
どうして行わなければいけないのか、その理由とともに目安の頻度についてお伝えします。
・外壁はどの頻度で塗り替えればいいの?
・外壁を塗り替える意味は?
・塗り替えないとどうなる?
1 外壁塗装を行う理由
外壁塗装を行わなければならない理由は、外壁にひびが入ってしまう可能性があるからです。
もし外壁にひびが入ってしまった場合、壁の内側まで影響が出てしまい、雨水が侵入する、壁が腐食するなどが起こってしまうリスクが高まります。外壁塗装を行うことで、このひび割れを防ぎ、ひび割れの補修も行えるのです。
また、外壁塗装には様々な機能が付加されているものがあり、これらの機能を維持するためにも定期的な塗り直しは必要です。塗料の機能は年数が経過すると弱くなってしまうため十分な効果を得るためには、塗り直しが必要なのです。
外壁塗装を行わずに放置していると、建物の劣化が進みやすくなるので住まいの強度にも影響してしまいます。
近年、日本では地震も多いため、耐震性の面でも外壁塗装は定期的に行う必要があるでしょう。
2 外壁塗装を行う頻度とは?
外壁塗装はどれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか。
この頻度に関しては、塗料の種類で異なってきます。
目安として10年から20年の間で1回は行うと考えておきましょう。ただし、この年数よりも前に外壁に異変が見られる場合は、すぐに塗装を行わなければならないということもあります。
3 外壁塗装の塗料別耐用年数は?
外壁塗装で使用する塗料の耐用年数をまとめておきます。
まずアクリル系の塗料の場合は、8年から10年が耐用年数です。費用が安い塗料ですが、塗り直しのスパンは短いため、何度も塗装しなければいけません。
ウレタン系塗料は、耐用年数10年から12年ほどです。
シリコン系塗料は12年から15年ほど持ちます。耐水性や耐候性が高く、日本の気候に合う塗料と言われています。
高機能塗料と呼ばれるフッ素系塗料や光触媒塗料の場合は、耐用年数は20年と長いです。ただし費用が高額になります。塗り直しの頻度が少ないという点を優先し、初期費用がかかっても良いという場合は、おすすめできる塗料です。
4 まとめ
外壁は定期的な塗り替えが必要となります。
これは住まいを守るために欠かせないことなので、日頃から外壁の異変に早めに気がつけるように定期的にチェックされることをおすすめします。