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外壁塗装をしないと家はどうなる?【10年後篇】

最終更新日時 : 2024.02.13

外壁塗装をしないと家はどうなる?【10年後篇】

外壁塗装をしないと家はどうなる?【10年後篇】

外壁塗装は、建物を保護し美観を維持するために重要なメンテナンス作業です。

しかし、外壁塗装を怠ると、建物にさまざまな問題が生じる可能性があります。

ここでは、外壁塗装をしないとどうなるか、10年後の建物の状態について考えてみましょう。

この記事は、次のような疑問のある方におすすめです!
・外壁塗装は必要なの?
・10年間外壁塗装をしなかった場合の現象を知りたい

1 建物の外観の劣化

外壁塗装は、建物の外観を美しく保つ役割があります。

塗装が剥がれたり、ひび割れや変色が生じると、建物の印象が損なわれ、価値も下がる可能性があります。

  • 塗料の剥がれ
    塗料の剥がれは、外壁の表面から塗料が剥がれてしまう現象です。塗料が劣化したり、外部からの物理的な影響を受けたりすることで生じます。剥がれた部分からは、雨水や湿気が外壁の下地に浸入し、損傷や腐食を引き起こす可能性があります。
  • ひび割れ
    ひび割れは、外壁の表面に縦や横に入った亀裂やひびのことを指します。ひび割れは、建物の地震や地盤の沈下、気温の変化などによって生じることがあります。また、塗料や外壁材の劣化によってもひび割れが発生することがあります。

2 建物の耐久性の低下

外壁塗装は、建物の外部を保護し、耐久性を向上させる役割があります。

塗装が劣化すると、外部からの雨や風、紫外線などの影響を受けやすくなり、建物の耐久性が低下します。

  • 構造の安定性
    構造材や基礎部分の劣化により、建物の安定性が低下し、建物全体が危険な状態になる可能性があります。
  • 安全性
    耐久性が低下すると、建物内外で事故や損傷が発生するリスクが高まります。特に、地震や自然災害時には、耐久性の低下が重大な安全リスクを引き起こす可能性があります。

3 断熱性の低下

外壁塗装は、建物の断熱性を向上させる効果もあります。

塗装が劣化すると、断熱性が低下し、冬場の暖房費や夏場の冷房費が増加する可能性があります。

  • 断熱材の劣化
    建物の断熱性の低下は、主に断熱材の劣化によって引き起こされます。断熱材は、建物の壁や屋根、床などに使用され、熱の移動を阻止する役割を果たします。しかし、時間の経過や外部要因(例:湿気、虫害、紫外線)の影響により、断熱材の性能が低下し、断熱性が損なわれます。
  • 構造部品の劣化
    建物の窓やドア、壁、屋根などの構造部品も、断熱性の低下に影響を与える要因です。これらの部品が劣化したり、隙間やひび割れが生じると、外部からの熱や冷気が建物内部に侵入しやすくなります。特に、建物の老朽化や地震などの外部要因により、構造部品が変形したり破損したりすると、断熱性の低下が顕著になります。

4 カビや藻類の発生

外壁の塗装が劣化すると、湿気や雨水が建物の表面にたまりやすくなります。

これにより、カビや藻類が発生し、建物の外観や健康に影響を与える可能性があります。

  • 健康リスク
    カビはアレルギー症状や呼吸器疾患などの健康問題を引き起こす可能性があります。
  • 建物の外観
    カビや藻類が建物の外観を損ない、美観を損なうことがあります。
  • 建物の劣化
    カビや藻類の発生により、建物の外壁や屋根などの材料が劣化し、耐久性が低下する可能性があります。

5 まとめ

外壁塗装を怠ると、建物の外観や耐久性、断熱性などにさまざまな影響が及びます。

そのため、定期的な外壁塗装の実施は建物の保全と美観を保つために不可欠です。

十年後の建物の状態を考えると、定期的なメンテナンスの重要性が改めて浮き彫りになります。

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
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・二級建築士
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