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屋根塗装は必要!?屋根材、塗料、施工方法について

最終更新日時 : 2022.12.03

屋根塗装は必要!?屋根材、塗料、施工方法について

屋根塗装は必要!?屋根材、塗料、施工方法について

屋根のことを気にせず過ごされている方が多いのではないでしょうか?
しかし屋根は、住宅を雨から守ってくれる重要な役割を担っています。そして屋根は普通に過ごしていると、気にしていない部分でもあり、気づいた時には劣化が進行している場合もあります。屋根のメンテナンスとして、塗装が必要な理由、屋根材や使う塗料、施工方法についてご紹介いたします。

1 屋根塗装が必要な理由

屋根塗装を行わないと、雨漏れし、住宅の構造部分である梁・柱・土台と腐食が進みます。腐食が進むと、耐震性の低下やシロアリ被害を招きます。

屋根材は、ほとんどが工場で塗装されて出荷されています。太陽光による紫外線や熱で、表面の塗料が剥がれることで、防水性を失ってしまいます。防水性を失った屋根材は、雨により簡単に劣化・破損し、建物内部への雨水の侵入を許してしまうのです。

塗装が必要な屋根材

塗装が必要な屋根材(約10年ごと)は、

・スレート

・セメント瓦

・モニエル瓦

・金属系屋根(塗装がほとんど必要ないものもあります)

塗装が要らない屋根材は、

・粘土瓦(陶器瓦、いぶし瓦)

塗装が必要な屋根材の特徴は、主成分がセメントか金属です。セメントと金属は、水に弱いため、表面に塗装を行う必要があるということです。

例外として金属系屋根の中でも、ガルバリウム鋼板、銅板屋根、ステンレス屋根など、ほとんど塗装の必要がないものもあります。

!!注意!!どの屋根材もメンテナンスは必要

注意しなければいけないのは、塗装が必要ない粘土瓦などでも、メンテナンスは必要です。瓦屋根などは、瓦が台風でずれてしまったり、漆喰が劣化してきますので20年に1度は点検を行いましょう。

2 屋根に使う塗料の種類と施工方法

屋根に使う塗料には、大きく3つの種類と付加機能があります。

①ウレタン塗料 耐用年数5~8年

②シリコン塗料 耐用年数8~10年

③フッ素塗料  耐用年数10~15年

(付加機能)

・遮熱機能 (赤外線反射により温度上昇を防ぐ)

・断熱機能 (屋根材の熱を室内に伝えない)

施工方法は、基本的にはどの塗料でも一緒です。

↓高圧洗浄

屋根の汚れ、コケなどを綺麗に洗い流します。この工程を怠ると、汚れの上に塗料を塗ることになるので、すぐに塗料が剥がれてきてしまいます。

↓下地処理

釘の打ち直し、割れの補修などを行います。

↓養生

塗料が周りに飛ばないようにビニールなどで覆います。

↓下塗り

屋根材と中塗り塗料を接着する役割があります。

↓タスペーサー設置

*スレート屋根の場合に設置する部材で、塗料が詰まり、雨水が屋根に溜まることを防ぎます。

↓中塗り

↓上塗り

中塗りと上塗りは同じ塗料を使用します。

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
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・一級建築士
・二級建築士
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