昨年の連続した台風により屋根の劣化が進んでいませんか。屋根は直接雨や風・紫外線にさらされ年月が経つにつれ劣化してしまいます。昨年の大きな台風もありましたし、一度屋根の状態をチェックすべきではないでしょうか。
自分でチェックすることができない屋根ですから、否応なしにプロに依頼しなければなりません。どのくらいの時期にプロに依頼しなければいけないのか、台風がなかったとしても目安があります。
ご自宅の築年数も含め、屋根の種類にも耐用年数が違ってきますので、まずはご自宅の屋根がどんな種類なのかを把握することから始めましょう。
屋根の種類
住宅の屋根で使われる材質は大きく分けて以下の8つです。
・瓦(和瓦・洋瓦)
・ストレート(コロニアル/カラーベスト)
・セメント(プレスセメント・コンクリート)
・金属屋根・トタン
・ガルバリウム鋼板
・ジンカリウム鋼板
・ステンレス
・銅
・アスファルトシングル
・陸屋根
個々に特徴と耐用年数を見てみましょう。
●瓦
昔からある住宅に使われていることが多く、粘土を使った焼き物であり、耐久性が非常に高く、遮音性、断熱性、耐熱性にも優れ、塗り替えの必要がありません。
もし破損しても1枚から交換することができ、メンテナンスはしやすいのですが、瓦によっては職人探しが難しく、高額になる場合もあります。
●ストレート
コロニアル/カラーベストとも呼ばれることもあり、セメント成分に繊維質の材料を織り交ぜて作られており、デザインやカラーが豊富にあることから、近年よく使用される屋根の素材です。
軽量のため、耐震性には優れていますが、台風などの暴風雨には弱く、約10年サイクルで塗装が必要ですし、塗装が行われなければ、20年から25年で葺き替え(屋根そのものを新しく設置し直す)工事が必要です。下地が傷んでいなければ、カバー工法という新しい屋根材を上からかぶせる工事でも対応できる場合があります。
つまり築10年を経過してれば、すぐにでも業者に屋根を見てもらう必要があります。
●セメント
プレスセメント(厚型ストレート)とコンクリートの2種類があり、原料はセメントと砂です。衝撃に強く、耐用年数も30年と長めで、塗装すれば、さらに30年を超えることも可能です。
注意したいのは、台風によってセメント瓦がずれてしまう可能性が高いので、ご自宅がセメント瓦であれば、去年の台風も考慮すると、早い段階で屋根を見てもらうべきでしょう。
●金属屋根・トタン
亜鉛メッキ鋼板ことで、現在使われている住宅は少ないですが、一時期は、雨漏りがしにくいことと、製品自体が軽量かつ安価であったため使われたこともありますので、トタン屋根の方もいらっしゃるかもしれません。
耐用年数は10年から20年で、7年から10年のサイクルで定期的な塗装が必要です。
●ガルバリウム鋼板
アルミニウムと亜鉛・鉄など金属からできており、耐食性、耐熱性、熱反射性が高く、薄い素材のため、日本の瓦に比べ約6分の1の重さで耐震性もあります。
耐用年数は約30年(塩害が多い地域は15年)ですが、約15年から20年経てば塗装が必要です。
●ジンカリウム鋼板
素材はガルバリウム鋼板と同じですが、ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板の表面に細かな石粒を吹き付けたもの
です。海外製が多く、高価ですが、耐用年数が40年から50年であり、大きなリフォーム工事不要です。
ですが、屋根の下地や浮き釘などの心配がありますので、定期点検は必要です。
●ステンレス
屋根材として使用される場合は少ないのですが、海岸沿いの住宅には使われることがあります。
耐用年数は50年と非常に長く、色あせさえ気にされなければメンテナンスは不要ですが、15年を目安に色あせを改善するために塗装される方もいらっしゃいます。
ステンレスそのものは、丈夫ですが、屋根の下地も同じように丈夫かどうか定期点検をされることをおすすめします。
●銅
名前の通り、材質は銅であり、時間の経過とともに色が緑色へと変化します。0.4mm程度の厚みがあれば耐用年数が100年とも言われますが、近年の雨が酸性雨のため、穴が空いた事象も報告されています。
基本はメンテナンスや塗装も不要ですが、穴が空いてしまうと屋根リフォームしなければなりません。
●アスファルトシングル
グラスファイバーにアスファルトを塗装し、さらに表面に、細かな石粒(砂)をつけ、アクリル樹脂で固めたものです。
軽量で耐震性もあり、柔らかく加工しやすいため複雑な屋根形状に適応できる特徴があります。
耐用年数は20年から30年で、メンテナンス不要のものもありますが、基本10年サイクルで塗装の必要です。
●陸屋根
屋上部分が平らな屋根のことで、太陽光パネル、庭園をつくるために陸屋根のご自宅も増えつつあります。
雨漏りの防ぐため、防水メンテナンスが必要で、約10年に1回は点検が必要です。
屋根の素材だけでも多くあり、どれがご自宅の屋根の素材か確認しましょう。
プロに依頼すべきタイミング
屋根の素材を調べ、メンテナンスが必要な時期にプロに依頼しましょう。またご自身の目から見て、「色あせ」「汚れ」「カビやコケ」「ひび割れ」があれば、早々に依頼するとよいでしょう。
もし「雨漏り」が起きてしまったら、即刻相談しましょう。状態としては非常によくない状態です。場所にもよりますが、家の骨格である柱を腐食し、家そのものの丈夫さが失われている可能もあることを考えましょう。
屋根のリフォーム工事の種類も知っておこう
塗装するのもリフォーム工事の一つで、3種類のリフォーム工事があります。
●塗装
3つのリフォーム工事の中では一番手軽な工事であり、屋根の下地も何ら問題がなかった場合に選ばれる工事です。
工事期間も30坪前後の2階建てのお家で、外壁と屋根と合わせて約10日から14日です。
●カバー工法
屋根の下地の状態が問題がない状態であり、新しい屋根材を上からカバー(かぶせる)方法です。
一番上の屋根材のみを取り替える工事のため、見た目が新しくなるにも関わらず、工事費用が抑えられるメリットがあります。
屋根材が新しくなりますので、屋根の寿命が伸び、雨風にも強くなれます。
屋根だけであれば、工期は塗装と大差ありませんが、外壁と組み合わせると1ヶ月近くかかります。
●張り替え
屋根全体、下地から取り替える大がかりなリフォーム工事です。
一から新しくできるので、以前と全く違う素材のものを使えるメリットはありますが、その分費用上がり工期も長くなりますが、目安は最低1ヶ月です。
どの工法によって工事が進められるかどうかは、屋根の状態によります。プロに委託せざるをえないのですが、状態の写真を見せてもらうなど、ご自身が目視確認できるようにしましょう。
その業者が信頼できるかどうかは、屋根の状態と合わせた提案をしてくれるかだと思います。
千葉県・茨城県内の屋根のリフォームご相談はぬりべえへ
弊社は、ハウジング重兵衛の塗装専門ブランドであり、千葉県・茨城県内で地域密着型の外壁塗装・雨漏り修理専門店です。
自社施工のため、中間手数料を工事費に組み込む必要もなく、業界最安水準かつ適正価格で工事を行うことができますし、実績も十分にあります。
高い品質での施工、長期保証と専門店ならではの強みがあります。
価格も工事費用・保証とコミコミ価格でご提示し、これまでご利用いただいたお客様からも多くのお喜びの声を頂戴しています。
なお、雨漏り診断や外壁・屋根診断とその報告書とお見積りまで無料で行っており、ご納得いただいた上で工事のお話をさせていただきます。
現在新型コロナ感染対策の一環として、ご来店いただく前に、お電話またはお問い合わせフォームから事前にご予約をお願いしております。またご自宅の状態を確認させていただくことも可能ですので、いつでもご相談ください。
参考までに外壁リフォームの施工事例もご覧ください。
なおリフォームのビフォーアフターのご紹介はコチラからおすすみください。