外壁塗装にかかる費用は安くはないため、万が一のための「保証」について詳しく知っておきたい方は多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、外壁塗装の保証期間の目安、保証の種類、保証内容について詳しくお話します。
それに加えて、失敗しない塗装会社の選び方についてもあわせて解説しています。
「初めての外壁塗装で不安」「塗装会社選びの参考に保証について知りたい」という方は、ぜひ最後まで目を通していただければと思います。
目次
■ 外壁塗装の保証期間は1~10年
外壁塗装の保証期間は、1〜10年が基本です。その中でも、3~7年間で設定されている場合が多いです。
どこが保証するのか、どの塗料を使用するのか、そして塗装会社によっても異なってきますので、あくまでも目安として考えておきましょう。
また、塗料の耐用年数によって保証期間が変わってくる場合もあります。塗料会社によって異なりますが、各塗料の耐用年数も参考にしてみてください。塗料の耐用年数が長いほど、保証期間も長くなる場合があります。
【塗料の耐用年数】
・シリコン塗料 :8〜10年
・ウレタン塗料 :8〜10年
・ラジカル塗料 :12〜15年
・遮熱塗料 :12〜15年
・フッ素塗料 :15〜18年
・無機塗料 :18〜20年
「保証期間が長いと安心」というのは事実ですが、長ければいいという訳ではなく保証の種類や内容について確認したうえで、良し悪しを総合的に判断することも大切です。
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■ 外壁塗装の保証の種類
「外壁塗装の保証は塗装会社がするもの」と思っている方もいるのではないでしょうか?
実は外壁塗装の保証には、3つの種類があります。
・塗装会社が保証する「自社保証」
一つ目は、塗装会社が自社で保証する「自社保証」です。
自社保証はほとんどの塗装会社にあるもので、保証内容は各会社によってさまざまです。中には保証の適応対象がほぼないのにもかかわらず「手厚い保証制度あり」と謳っている業者もあるため、注意しましょう。
また万が一、依頼した塗装会社が倒産してしまった場合は、保証が受けられなくなる可能性もあります。
・塗料メーカーが保証する「メーカー保証」
二つ目は、塗料メーカーが保証する「メーカー保証」です。
塗料が原因で剥がれや色褪せなどが生じた場合には、塗料メーカーが塗り直しを保証するというものです。しかしながら、メーカー保証は多くの場合マンションなどを適応条件としており、戸建て住宅を対象しているところはほとんどありません。
・団体・組合が保証「第三者保証」
塗装会社が加入している団体や組合が、保証の責任を負うのが「第三者保証」です。
塗装後に問題が起きた場合、通常は自社保証が適用されます。しかし、塗装会社が倒産した場合など万が一のときには、この第三者保証が受けられるケースもあるのがメリットです。
自社保証だけではなく、依頼する塗装会社がどのような保証団体・組合に加入しているのかもきちんと確認するようにしましょう。
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■ 外壁塗装の保証範囲
一番大切なのは、「外壁がどのような状態になっていたら保証対象としてくれるか」という保証範囲を細部まで確認することです。
保証対象となる例と、保証対象とならない例を見てみましょう。
・保証対象となる例
外壁塗装の保証は、一般的には「塗料の剥がれ」に適用されます。
それ以外の部分で、どの状態になったら保証してもらえるのかは依頼する業者によって異なります。きちんと説明を受けたうえで、保証書に記載されている保証範囲を必ず確認するようにしましょう。
【保証対象箇所となるその他の例】
・ひび割れ
・色あせ、変色
・サビの発生
・藻・カビの発生
・雨漏り
・保証対象外となる例
反対に、通常は保証対象外となってしまう例はこちらです。
【保証対象外となる例】
・地震や火災など、自然現象や不可抗力が原因の場合
・家の所有者が外壁を不適切に使用をしたことが原因の場合
・塗装会社以外の作業に起因する場合
基本的には、「塗装会社の作業が不適切であったことが原因で発生したトラブル」に対して適応されることがほとんどです。
たとえば「外壁にひび割れができてしまった」という場合は、業者の塗り方に問題があったのか、住宅前の車通りが激しくその揺れによって生じたものなのか、正確な原因を判断するのが難しいですよね。そういった場合は、保証されないという場合もあるため注意しましょう。
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■ 失敗しない塗装会社の選び方|ポイント3つ
ここまでで、外壁塗装の保証について基本知識を解説しました。
「保証内容は塗装会社によって異なるため、いろいろな業者と比較するのは大変」「保証内容だけじゃなくて、外壁塗装自体の内容や費用を中心に判断したい」という方もいるでしょう。
そこで最後に、保証に関して「これだけ守っていれば失敗しない」という塗装会社を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
・第三者保証があるか
確認しておきたいポイントの中で一番重要なのは、「第三者保証があるか」を確認をすることです。
自社保証を備えている塗装会社はほとんどですが、会社によっては第三者保証として保証団体・組合に加入していない場合があります。
第三者保証があれば、万が一会社が倒産してしまったりなどで自社保証が使えない場合でも、きちんと保証してもらえるため安心です。
・保証範囲を確認
きちんと保証範囲を細部まで確認したうえで、依頼する塗装会社を決めることです。
トラブルが発生したときに「保証対象だと思っていたのに、保証で対応してもらえなかった」という場合が、一番の後悔のもとになります。
「どれくらいの期間、どのような要因で、どのような状態になった場合に保証してもらえるのか」を保証書を見ながらきちんと確認しましょう。
・定期点検等のアフターフォローがあるか
塗装後に、定期点検等のアフターフォローをしてもらえる塗装会社もあります。
アフターフォローが自社保証の中に含まれている場合もありますし、保証とは関係なくサービスの一貫として行ってもらえる場合もあります。
依頼者にとって、よほど目立つものでない限り外壁に生じる問題を見つけることはなかなか難しいものです。
塗装完了後から、半年後、1年後、2年後と定期的に点検に来てもらい、問題がある場合は修復してもらえるサービスがあったら安心ですよね。
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■ まとめ
外壁塗装を依頼する中で「塗装直後は仕上がりに満足していたけれど、その後問題が生じてしまった」という万が一のときのために、保証してもらえるかどうかは非常に重要です。
保証内容だけで塗装会社を選ぶ必要はありませんが、依頼を検討している業者がある際には保証内容を必ず確認しましょう。第三者保証がなかったり保証範囲に納得できない場合は、もう一度依頼するか検討してみる必要があるかもしれません。
塗装屋ぬりべえでは、千葉県・茨城県にて地域密着型で屋根・外壁の塗装を行っております。弊社の保証制度は、長期保証を備えた「自社保証」と「第三者機関の保証(JIOリフォームかし保険)」があり、さらに定期的な点検もアフターフォローとして行っております。「保証について不安がある」というお客様でも安心してご依頼いただけます。
外壁の診断・見積りも完全無料で行っておりますので、外壁塗装をご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。