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メンテナンスフリーの外壁はあるのか!?

最終更新日時 : 2023.03.19

メンテナンスフリーの外壁はあるのか!?

メンテナンスフリーの外壁はあるのか!?

住宅購入から十数年後に必要となる外壁塗装ですが、費用として数百万かかることもあります。
費用のことを考えると、できるだけ抑えられる外壁にしたい、できればメンテナンスフリーの外壁にしたいといった人もいるのではないでしょうか。今回は、メンテナンスフリーの外壁について紹介します。

この記事は、次のような疑問のある方におすすめです!
・メンテナンスフリーの外壁について知りたい
・外壁のメンテンナンス費用の抑え方について知りたい

1. メンテナンスフリーの外壁はあるのか?

結論からお伝えすると、メンテナンスが必要ないというわけではなく、「メンテナンスの手間を軽減できる」「耐久期間が長い」といった外壁はあります。

「メンテナンスフリー外壁」と推しているハウスメーカーや業者もいますが、ある程度の年数が経過したらメンテナンスは必要になってきます。

実際には全くメンテナンスが必要ないというわけではなく、「メンテナンスの手間を軽減できる」「耐久期間が長い」などの意味で使われることが多いので、メンテナンスフリーの外壁があると勘違いされている方は注意しましょう。


  • 完全メンテナンスフリーの外壁はなし
  • メンテナンスの手間が省ける、頻度を少なくできる外壁はある

2.メンテンス費用を抑えることができる外壁は?

比較的メンテナンス費用を抑えることができる外壁として有名な素材が、ガリバリウム鋼板と呼ばれているものです。

これは、窯(かま)アルミニウムや亜鉛(あえん)、シリコンで作られている金属製の素材で、耐久性や耐震性が高いです。

軽量で加工もしやすいので、デザイン性の高い外観にすることもできます。

ただし、傷がついてしまうとサビてしまう可能性があるので、傷がつかないように注意しなければいけません。

メンテナンス費用が抑えられる点として、水で洗い流すだけで汚れが落とせることや、目地のメンテナンスをしなくても良いという点が上げられます。

ガリバリウム鋼板であれば、色の種類も豊富なので、メンテナンス費用を抑えつつ、イメージする住まいが叶えやすくなるでしょう。


  • ガリバリウム鋼板の外壁は、水で洗い流すだけで汚れが落とせることや、目地のメンテナンスをしなくても良い
  • 色の種類も豊富なので、デザイン面と経済面でメリットあり

3.ガリバリウム鋼板のデメリットは?

メンテナンスの点で良いとされるガリバリウム鋼板ですが、いくつかデメリットがあります。

それは、防音性の低さや断熱性の低さです。

そのため、防音素材や断熱素材を組み合わせることが必要となる可能性もあります。

さらに、一般的な外壁材と比較すると元々の値段が高いこともあり、初期費用が高い素材です。

初期費用が高い上に、防音性や断熱性を高めることで費用がかかってきますので、予算に余裕がなければ、取り入れることが難しくなってしまうと言えるでしょう。


  • ガリバリウム鋼板は、防音性や断熱性が低い
  • 他の外壁材と比較すると、初期費用が高い
  • 初期費用の高さと、防音性・断熱性の強化を考えると予算に余裕が必要

4.ガリバリウム鋼板のメンテナンスタイミング

ガリバリウム鋼板の劣化は、錆が出ていないか、色あせやチョーキング現象が起きていないかで確認します。

このような症状が起きている場合は、メンテナンスの依頼が必要になってきます。

ただし、部分的にへこんでしまった場合は、修繕ができないため交換となる可能性もあります。

5.まとめ

今回は、メンテナンスフリーの外壁の真意と比較的メンテナンス費用がかからない外壁素材についてご紹介しました。

メンテナンスフリーといっても、完全なメンテナンスフリーの素材はありませんし、メンテナンス費用を抑える素材を使ったとしても

初期費用が高い場合もあります。

是非、予算に合わせながら、自分に合った外壁を考えてみてください。

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
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