外壁塗装の「下塗り」はなぜ必要?塗料の種類・費用・注意点も解説

外壁塗装を検討中の方は、色々なサイトを見たり業者に相談をしたりする中で「下塗り」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。実は、下塗り作業は外壁塗装の作業工程の中でも非常に大切な役割を果たしています。

 

こちらのコラムでは、外壁塗装を行う前に知っておきたい「下塗りの基礎知識」について、わかりやすく解説します。下塗りの役割以外にも、塗料の種類、費用相場、下塗りを行う際の注意点も合わせてお話しします。

 

 

■ 外壁塗装の「下塗り」とは

「下塗り」は、簡単にいうと下塗り専用の塗料を外壁全体に塗っていくという作業になります。

下塗りについて知る前に、まずは外壁塗装全体の流れを理解しておきましょう。

 

ー外壁塗装の流れー

①近隣への工事のお知らせ

②足場の設置

③高圧洗浄(外壁の洗浄)

④下地処理(サビ処理など)

⑤養生

⑥下塗り(3度塗りの1度目)

⑦中塗り(3度塗りの2度目)

⑧上塗り(3度塗りの3度目)

⑨仕上がりの確認

⑩足場解体・清掃

 

上記の通り、塗装は基本的に「3度塗り」をする必要があります。3度塗りの中で、一番最初に行うのが「下塗り」の作業となります。

 

塗装屋が解説|外壁塗装の流れ10ステップと必要な日数とは?

 

■ 下塗りはなぜ必要?

茨城県牛久市 外壁屋根塗装|階を分けて塗分けた外観がアクセントに アフター

3度塗りの一番最初に行う下塗り作業。外壁塗装を行う上で、どのような役割があるのでしょうか?

下塗りの役割は、大きく5つあります。

 

①中塗り・上塗り塗料との密着度を高める

一番大きな役割は、下塗りの後につづく中塗り・上塗り塗料との密着度を高めることです。下塗り塗料は、外壁と中塗り・上塗り塗料の接着剤のような役割を果たします。また中塗り・上塗り塗料がしっかりと密着することで、外壁の表面を均一に整えたり外壁塗料が剥がれにくくなったりする効果があります。

 

②仕上がりをきれいにする

下塗りを丁寧に行うことは、きれいな見た目に仕上げることにつながります。下塗りを行うことで、外壁表面の凸凹が均一になったり中塗り・上塗り塗料の色をきれいに出すことができます。

 

③塗料を吸い込みにくくする

下塗りは、中塗り・上塗り塗料の吸い込みを防ぐ役割も果たしています。塗料の吸い込みは、劣化が進んだ外壁の表面にひび割れや傷みが発生することで起こります。下塗りが不十分だと、ひび割れや傷みのある外壁の塗料が建物の内側にどんどん吸い込まれていってしまいます。そうなると、外壁の表面に色ムラができたり艶を失ってしまったりと、見た目が悪くなっていまします。

反対に下塗り塗料が十分な量で適切に塗られていると、劣化が進んでも塗料の吸い込みを防ぐことができるため、外壁の見た目をきれいに保つことが可能になるのです。

 

④防カビ・防サビ機能を果たす

下塗り塗料には、さまざまな機能を持つものがあります。その中には「カビやサビを防ぐ効果」がある塗料もあり、そういった種類の塗料で塗装をすると外壁の機能を向上させることができます。

 

⑤遮熱効果がある

下塗り塗料には、太陽の熱を反射させる「遮熱効果」があるものもあります。下塗り塗料を選択する際には業者と相談の上、建物の立地状況や希望に合わせた塗料を選ぶことが大切です。

 

■ 下塗り塗料の種類

下塗り塗料には防カビ・防サビなど特別な機能を果たすものなど、さまざまな特徴を持つものがあります。

 

基本的には、外壁の状況によって塗装業者に最適な塗料を提案してもらえるのですが、塗料の基本的な種類について知っていた方がより安心して業者に依頼できるのではないでしょうか。

 

そこで、ここでは代表的な下塗り塗料をご紹介していきます。

 

・シーラー

シーラーは、英語の”sealer”を由来としており日本語訳すると「下塗り剤」の意味があります。シーラーは下塗り塗料として、中塗り・上塗りとの密着を高めたり塗料の吸い込みを防ぐ役割があります。

 

シーラーには、水性タイプと油性タイプの2タイプがあります。水性タイプの特徴は「臭いが少ないこと、塗料の吸い込み防止効果は比較的低いこと、劣化が少ないときによく使われること」です。油性タイプは「臭いが強いこと、塗料の吸い込み防止効果が高いこと、そして劣化が進んでいるときに使われること」が特徴です。

 

・プライマー

下塗り塗料を調べていると「シーラー」と「プライマー」という言葉をよく聞きますが、基本的にこの2つは「同じ意味・役割を持つもの」として認識されています。

 

塗料の密着性を高める、吸い込みを防ぐという基本的な役割は同じですが、厳密に言うと使用する外壁の種類によって両者は使い分けられます。「シーラー」は塗料を吸い込みやすいコンクリートの壁に使用されることが多く、「プライマー」は鉄部やステンレスなどに使用されることが多いです。

 

・フィラー

フィラーは、シーラーやプライマーとは異なり、外壁にひび割れや凹凸がある場合に表面を平らにならすために使用される塗料です。表面を均一にする目的で使用されるため、フィラーは厚く塗る必要があります。劣化が進んでいる外壁には、シーラーの上にフィラーを塗る場合もあります。

 

・バインダー

バインダーは、シーラー、プライマー、フィラーと比較すると使用されることがあまりない塗料です。バインダーは、基本的にはシーラーやプライマーと同じ役割・効果があります。異なる点としては、バインダーは塗料の吸い込みが起きにくい下地に対して使用されることが多く、塗料との密着力も高いのが特徴です。

 

・サーフェイサー

サーフェイサーは、これだけで下塗り塗料として使われることはなく、下塗り作業でカバーできなかった凹凸を微調整する目的で使用されます。下塗りではなく、中塗りの段階で使用されることが多い塗料です。

 

外壁塗装の「下塗り剤の種類」については、こちらの記事でも詳しく解説しています↓

外壁塗装における下塗り剤の種類とシーラーについて

 

■ 下塗り塗料の費用相場

下塗り塗料の費用は、塗料や業者によって価格が低かったり高かったりとさまざまです。

一概には言えませんが、おおよその目安として「1㎡あたり700~1,000円」とイメージしておくのが良いでしょう。

 

一方で、外壁塗装を業者に依頼する場合には、下塗り以外の養生・高圧洗浄・中塗り・上塗り・人件費などの要素が含まれた上で費用が決まります。

 

下塗り塗料の費用だけにとらわれず、外壁塗装トータルでの費用相場も知っておくと良いでしょう。こちらの記事では、外壁塗装の費用内訳・費用相場について詳しく解説しています。気になる方は、ぜひこちらも合わせて読んでみてくださいね。

茨城県で外壁塗装するなら|基礎知識や費用についてご紹介

 

■ 下塗りをする際のチェックポイント

最後に、下塗りをする際に注意しておきたいポイントを3つお伝えします。

 

・下塗り前に高圧洗浄をしっかりとしているか

下塗り前の工程で高圧洗浄を徹底して行っているかは、下塗り塗料の密着度を高めるための重要なポイントです。汚れや劣化の原因となるカビや藻などをしっかりと洗浄して除去することで下塗りの密着度を上げ、見栄えの良い外壁にすることができます。

 

・下塗り前に下地処理がされているか

高圧洗浄と下塗りの間に行われる「下地処理」がきちんと施されているかも、仕上がりに関係する重要なポイントです。サビや浮いた釘などの劣化・痛みがある部分に、処理を施し表面を平らにするのが下地処理です。下処理がきちんと行われないと、中塗り・上塗りの塗料が剥がれやすくなったり見栄えが悪くなってしまうリスクがあります。

 

・下塗りを乾燥させるために適切な工程か

下塗りは一般的に4時間ほど乾燥させてから、中・上塗りに移る必要があります。十分に乾燥していない状態で次の工程に進んでしまうと、最終的な見栄えや耐用年数に影響が出てしまいます。依頼者にとって高圧洗浄や下地処理の状況を確認することはなかなか難しいですが、きちんと乾燥する時間が設けられているかは工程表を見れば確認できる場合も多いです。

 

■ まとめ

外壁塗装の下塗りは、仕上がりを決める大切な工程の一つです。下塗りを適切に行うことで見栄えの良い外壁にすること、そしてその状態をより長持ちさせることができます。満足のできる外壁塗装を行うには、安心・信頼できる塗装屋に依頼をすることが大切です。

 

塗装屋ぬりべえは、明治から120年にわたり創業してきた「ハウジング重兵衛」を母体に持つ塗装屋です。「初めての外壁塗装で不安」というお客様でも安心してご依頼いただけるよう、外壁や屋根の診断・見積りを完全無料で行っておりますので、千葉県と茨城県にお住まいの方はぜひお気軽にご相談ください。

 

・塗装屋ぬりべえの施工事例

〈ビフォー〉

築年数が経ち日当たりの良いお家でもあったため、色褪せやコーキング割れを気にされていました。

 

 

〈アフター〉

新築の際は汚れを気にしてできなかった「白」で施工をし、暖かみのある明るいお家になりました。お客様には「新築みたいだねと周りから言ってもらうことも多く、白に変更したことで家の中も明るくなった」とのお話をいただきました。

 

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