外壁塗装の業者をやっと決めたと思ったら、色を決めるのに苦労してしまうという方も多いのではないでしょうか?
せっかく塗り替えるのであれば、オシャレで飽きの来ない配色にしたいところです。
色決めが難しいのは、実際にお家全体に塗装してみると、色の見え方が変わったり、雰囲気に合わないといったことになるためです。
この記事では、外壁塗装の色決めに失敗しない手順についてご紹介いたします。
・外壁塗装はどんな色にすればいいの?
・色選びで失敗したくない
目次
1 なぜ外壁の色決めに失敗する?
どれだけ時間をかけてこだわって色を選んだにも関わらず、仕上がった外壁を見ると、当初イメージしていたものとは少し異なってしまうということもあります。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
実はいくつかの原因があり、これらを知っておくことで色決めに失敗しなくなります。
・カタログの色を信用してしまう
カタログの色見本は、塗料メーカーが作成したものですので間違えているわけではありません。
間違えてしまうのは、人間の目なのです。
小さい面積で見た色と、大きい面積で見た色では「目の錯覚」が起きます。
そのため、カタログの色と外壁に塗ったときの色は異なって見えますので注意が必要です。(*色の面積効果と言います。)
・好きな色だけで判断してしまう
好きな色を選ぶことは悪いことではありません。
しかし、自宅の形や雰囲気を考えずに好きな色だけで選んでしまうと後々後悔することもあります。
全体の雰囲気、形、屋根色、窓枠の色など総合的に判断して決定しましょう。
・カラーシミュレーションを信用しすぎてしまう
外壁のカラーシミュレーションを行うことで、色決めがよりスムーズになります。
しかし、カラーシミュレーションにも落とし穴があります。
それは、カラーシミュレーションはあくまでも色の組み合わせや雰囲気の参考になるもので、シミュレーション通りの見た目にはならないということです。
肉眼と画面、印刷物で色味が異なることに注意しましょう。
- カタログの色のイメージと実際の色は違うため注意
- 周囲になじまない好きな色で選んでしまうと失敗しやすい
- カラーシミュレーションだけでは色の見え方が違うため注意
2 色決めを成功させる手順
では、色決めを成功させるためにはどのようにすべきでしょうか?
➀候補色を決める(4つくらい)
まずは候補となる色を4つ程度に絞ります。
あまりにも多くの色を選ぶと、組み合わせが多すぎて決めにくくなります。
➁カラーシミュレーションをする
家全体の雰囲気と見比べるためにカラーシミュレーションを行います。
ツートンなどの組み合わせも、ここである程度決めることができます。
➂A4版色見本を外で確認する
最終的には、A4版の大きい色見本を業者に用意してもらい、外で確認しましょう。
A4版で確認することで色の面積効果の影響を無くします。
そして、外で確認することで、室内灯と太陽光での色の見え方の違いも考慮することができます。
ここまでしっかり確認を行えば、色決めに失敗することはないでしょう。