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外壁にコケが発生する原因と予防策、コケを落とす方法とは

最終更新日時 : 2021.12.22

外壁にコケが発生する原因と予防策、コケを落とす方法とは

外壁にコケが発生する原因と予防策、コケを落とす方法とは

 

外壁は年数と共に劣化したり汚れが蓄積したりするもの。中でも外壁のコケが気になっている方も多いかもしれません。そこで外壁にコケが発生する原因と落とす方法、予防策についてご紹介していきます。こまめなメンテナンスで外壁を長持ちさせましょう。

 

◼ コラムのポイント

1、外壁にコケが発生する原因を知ることができます

2、コケの落とし方を学ぶことができます

3、コケの予防策を身につけることができます

 

◼ 外壁にコケが発生する原因

外壁にコケが発生しているのを見つけるとびっくりするかもしれません。外壁にコケが発生する場合、いくつかの原因が考えられます。

 

・湿気

外壁にコケが発生する原因として一番多いのが湿気。外壁のうち太陽光が当たりにくい北側や、周りの建物の影になっている箇所では湿気がこもりやすくなります。コケはじめじめした場所を好むため、湿気のこもりやすい場所でコケが発生することが多いです。

 

・自然に囲まれている

外壁にコケが発生するということは、胞子が外壁に付着しているということ。胞子は自然に近い環境で繁殖しやすいため、家のまわりに木が多く生えていたり、自然に囲まれていたりするとコケが発生しやすくなります。

 

・凹凸が多い

外壁に凹凸が多いと、雨が降ったあとに水分が残りやすいですよね。水分が残ったままだと湿気が多くなり、コケが繁殖する原因となります。同じ北側の外壁であっても、凹凸があるかどうかによってコケの発生度合いが変わってきます。

 

・塗装の劣化

塗装してから年数が経って劣化が進むと、外壁の保護機能が低下してしまいます。外壁の保護機能が薄れると防水性が低くなり、水を弾きにくくなってコケも繁殖しやすい状態になるといえます。定期的に塗装をすることで塗膜の劣化によるコケの発生を抑えることができます。

 

・目立ちやすい色

コケが発生する原因というより、コケが目立つ原因として、外壁の色もあげられます。外壁の色選びでは、白や黒などのはっきりした色よりもグレーやベージュといった中間色の方が汚れが目立ちにくいとされています。特にコケは濃い色味の汚れなので、外壁が白だと目立ちやすいかもしれません。

 

コケが気になって塗装を行う場合、コケが発生しやすい箇所だけ濃い目の色や中間色で塗装するなどの工夫をするのがおすすめです。

 

 

汚れにくい外壁にするためのコツを知りたい方はこちらもご覧ください
汚れにくい外壁にするコツ|外壁の種類、色、塗料の選び方のポイント

 

◼ 外壁のコケを落とす方法

外壁にコケが発生した場合、見た目が気になるため落としたいという方も多いかもしれません。自分で洗浄する場合と業者に依頼する場合についてご紹介します。

 

・自分で洗浄する

外壁のコケを自分で洗浄する場合、ブラシや高圧洗浄機を使って洗浄する方法があります。自分で洗浄すると、業者に依頼するよりも費用を抑えることができますが、外壁に傷付いたり劣化させたりする可能性があることを頭に入れておきましょう。また外壁の素材によってブラシや高圧洗浄機を使えない場合もあるため注意が必要です。

 

頑固なコケではなければ、水で濡らしたブラシでこすったり、熱湯をかけたりするだけで落ちることもあります。それでも落ちない場合、ホームセンターやネットショップで買えるコケ・カビ除去用のスプレーや洗剤を使用してみましょう。

 

・業者に洗浄を依頼する

外壁の高い位置にコケが発生していて自分では手が届かなかったり、自分での洗浄に自信がなかったり、自分でやっても落ちなかった場合は業者に洗浄を依頼するようにしましょう。技術のある業者に依頼すると、塗装を劣化させることなくきれいにコケを取り除くことができます。コケの繁殖範囲が広かったり、高い位置にコケが発生していたりする場合は業者に依頼するのがおすすめです。

 

コケ以外の、外壁の劣化のサインが気になる方はこちらのコラムもご覧ください
外壁リフォームの種類や劣化のサインを知っておこう

 

◼ 外壁のコケの予防策

コケの発生原因や落とし方をご紹介してきましたが、コケの発生を予防するためにはどのようなことができるのでしょうか。

 

・湿気がこもるものを置かない

外壁の近くに物を置いておくと通気性が悪くなり、物の近くや影になっている部分にコケが発生することがあります。そのためコケの予防策としては、外壁の近くに物を置かないことがあげられます。風通しを良くして、湿気のこもりにくい環境を作っておくようにしましょう。

 

・定期的に塗装をする

外壁にコケが生える原因として、塗装の劣化をご紹介しました。そのため予防策として、定期的に塗装することをおすすめします。外壁材の種類や塗料の種類によって耐用年数は異なりますが、約10年を目安に外壁塗装を行うようにしましょう。

 

白の外壁で汚れが気になっている方はこちらも参考にしてみてください
白の外壁は汚れが心配…という方必見!汚れにくくする工夫と維持方法

 

 

◼ コケのある外壁の塗装事例

外壁のコケが気になったタイミングで、塗装を検討してみてはいかがでしょうか。コケのある外壁の塗装事例も参考にしてみてください。

 

・コケの目立ちにくいツートンカラーに塗装

近くの家で塗装工事が行われていたこともあり、「そろそろ塗装の時期かな」ということでお問い合わせをいただきました。

Before

 

After

 

もともとブラウン系の外壁でしたが、コケの目立ちにくいグリーンとイエロー系の色味のツートンカラーでイメージチェンジ。

 

 

・コケが目立ちにくい色に塗装

こちらはコケが発生して目立ってきた塗装前の写真です。ホワイト系の淡い色味なので、コケが発生している部分が目立ちます。

Before

 

After

 

ホワイト系の淡い色味の外壁を、コケの目立ちにくい深いグリーン系の色味に変更。レンガ部分との相性も良く、落ち着いた雰囲気の外壁に仕上がりました。

 

 

 

 

・ベージュ系の色味からグリーンに

コケが目立つのが気になっており、そろそろ塗装の時期ということもありご依頼をいただきました。家の下の部分を中心にコケが発生しているのが分かります。

Before

 

After

 

もともとベージュ系の色味でしたが、コケの目立ちにくい色で仕上げたいとのことで濃いグリーンで塗装。ツヤのある塗料で塗装したので、新築のような輝きのある外壁に仕上がりました。

 

 

 

◼  まとめ

外壁は年数が経つと劣化したり汚れが蓄積したりしていきますが、コケが発生すると見栄えが悪くなるため気になっている方も多いかもしれません。コケが発生する原因と落とし方、予防策をご紹介してきました。自分で洗浄することもできますが、業者に洗浄を依頼して、同じタイミングで塗装を検討してみてはいかがでしょうか。実際の事例も参考にしてみてください。

 

塗装屋ぬりべえでは、外壁や屋根の塗装を専門に行っております。お客様の外壁に対するご不満や塗装時のご要望を詳しくお聞きした上で、最大限お応えできるよう努めております。地域最大級のショールームもありますので、お近くのショールームでお待ちしております。千葉県や茨城県で外壁・屋根の塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
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あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
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