築年数が経過するとともに、外壁の周辺に苔が発生しやすくなってきます。
苔が発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、住まいの耐久性にも関わってきますので、できるだけ早く対処しておかなければいけません。
この記事では、外壁の苔予防についてまとめておきます。
・外壁の苔予防って必要なの?
・広がってしまった苔は自分で除去できるの?
1 苔の生えやすい外壁素材がある?
苔の生えやすい外壁素材として、モルタル壁やサイディング壁があります。
モルタル壁は凸凹している面があるので、この部分に水がたまって苔が繁殖しやすいです。
苔をつくらないために、定期的に洗い流すようにしましょう。
サイディング壁の場合も、凸凹のあるデザインを選んでしまうと、その部分に水がたまってしまい苔は繁殖しやすくなります。
サイディング壁は、凸凹が少ないものを選び、定期的に家庭用の高圧洗浄機で綺麗にしておけば、苔を防ぐことができます。
苔は見つけた段階で早めに流しておくことで、増殖を防げるのでこまめに綺麗にしておきましょう。
放置してしまうと、胞子をまいてどんどん増えてしまうので注意してください。
2 苔はすべて自分で除去できる?
外壁に苔が発生してしまった場合、すべて自分で除去できるのでしょうか。
これは低い位置で軽い苔の場合は自分で除去できると言えます。
ただし、高所の苔や重度の苔の場合は、業者に依頼して取り除いてもらうのが安心です。
重度の苔は、家庭用の洗浄機で落すことができませんし、無理にこすってしまうとかえって外壁にダメージを与えてしまいます。
また、高所の場合は足場を組んでの作業が必要となり、自分で行うことは難しいです。
業者に依頼する際は、外壁塗装の塗り替えのタイミングと同じ時期であれば、まとめて行ってもらうことで費用も抑えられます。
3 苔を予防する方法とは?
苔がつかないように予防する方法として、光触媒塗料を使う方法や防カビ、防藻剤入りの塗料を用いる方法があげられます。
これらの塗料を使うことで、自宅で外壁を洗浄する回数も減らすことができるので、手間が減らせます。
ただし、塗料によっては対応できない苔や菌類があるので、それらの場合は繁殖してしまう可能性もあります。
できる限り定期的に外壁を拭くという作業を行っておきましょう。
手が届かない範囲があることを考えると、光触媒塗料やコケやカビを防ぐ塗料は使っておくのが安心です。
外壁の苔は、未然に防ぐことで、住まいの寿命を伸ばすことにつながりますので、できることから行なっておきましょう。