サイディングやALCなどの外装材は、定期的に表面の塗装を塗り直す、目地のシーリングを打ち直すことで、長くサイディング自体の耐久性を保ち、建物の劣化を防ぐことができます。
再塗装を行うときは、一部分なら基本的には元の外装材の色や質感に近いものを選択することになりますが、外壁全体を再塗装する場合は、
「せっかくなら見た目を変えてリフレッシュさせたい」
「好きなカラーに塗り替えたい」
と希望されるお客様も多いです。
今回は、そんなお客様のご要望にお応えしてぬりべえが外観をリフレッシュさせていただいた事例を紹介します。
お住まいの外壁をおしゃれに再塗装したいとお考えの方は、カラー選びや塗り方の参考にしてみてくださいね。
◼ おしゃれな外壁リフォームのポイント
それでは、最近の外壁リフォームでいただくご要望の傾向から、おしゃれな外壁にするポイントを施工事例とともにまとめてみます。
・濃い色でモダンに仕上げるリフォームが人気
施工事例:千葉県香取市 外壁塗装|長期間耐久性の高い無機塗料タテイルαで塗装
最近はダークグレーやダークブラウン、ダークブルーなどの彩度の低い濃い色で仕上げる事例が増えています。
ダーク系の塗装は、和風の家にも洋風の家にも似合い、モダンな印象に仕上がります。
以前の住宅建材では外装材はどちらかといえば明るい色が定番でしたが、店舗や倉庫のような雰囲気、インダストリアルスタイルの人気の高まりで、最近は新築でもよく見かけるようになりましたね。
それまで明るい系統の外壁だった場合は、ダーク系に塗り替えることで印象が全く違ったものになります。「まるで最新の新築のよう!」というお声もたくさんいただきます。
ダークな色を外壁に使う場合は、軒天や雨樋、破風板、バルコニーなどポイントとなる部分を明るい色にしてメリハリをつけるとよりダークカラーが引き立ちます。
・漆喰風の白い壁
施工事例:茨城県稲敷郡 外壁塗装|外壁の傷みを改善!無機塗装で明るい色に
洋風のレンガや、木製、木目調のフェンス、洋瓦などを使ったヨーロッパ調のデザインのおうちは、レンガや木、洋瓦の色が映える白やベージュの外壁が似合います。
こちらも、白やベージュと、レンガや瓦とのコントラストがポイントですね。
白は汚れが目立ちやすいという欠点があるため、汚れが定着しにくい、雨で汚れを流す親水性を持つ無機、フッ素系の塗料がおすすめです。
・アメリカンハウス風のカラーリング
施工事例:千葉県佐倉市 外壁塗装|退色塗膜で劣化修理し深緑で上品な仕上げに
アメリカ西海岸のサーファーズハウスのような家のデザインには、幅が広めの横張りサイディングを使うことが多いです。
カラーはパステルブルーやイエローなどペールトーンで、窓枠やドア、破風板、フェンスなどを白にしてコーディネートします。
再塗装を行う場合は、思い切って濃く鮮やかなブルーやグリーン、イエローを選択するのもおすすめ。他とは違った個性を出せます。
・ツートンカラー
施工事例:千葉県佐倉市 外壁塗装|階で色分けした外壁で新築のような仕上げに
ツートンカラーとは、2種類の色を場所によって塗り分ける方法です。
和風にも洋風にも、どんなテイストの家にもマッチし、おしゃれな印象を与えるためぬりべえでも多く施工しています。
1階と2階で違う色にしたり、または左右で変えたりとデザインのバリエーションはたくさんあります。
施工事例:茨城県龍ヶ崎市 外壁塗装|既存の暖色系からシックな色合いの外壁に変更
使用する2色は、同系色の濃度を変えたパターンやダークカラー×白の組み合わせが定番ですが、もちろん、カラーリングにルールはありませんので、ぜひ好きな組み合わせを考えてみてください。
・今の見た目を変えたくない場合
逆に、今の色合いを変えないで再塗装をしたいときは、クリアー塗装と言われる無色透明な塗料を使います。
一般的な塗料には樹脂などの保護成分と、色素になる顔料が含まれていますが、クリアー塗装は顔料を含まない透明な塗料です。
当然ですが色がつかないので、前もって気になる汚れを洗浄しておかないと、塗装後も汚れがそのまま見えます。また、クラックや傷などがあると、クリアー塗料は補修跡が目立ちやすいという欠点もあります。目立つ傷や補修跡がある場合は、なるべく元の外壁に近い色味の顔料入りの塗料を使うことをおすすめします。
◼ 綺麗な仕上がりのポイント
外壁の再塗装では、まず現状の外装材の状況をチェックします。この時、お客様も気づいていなかったひび割れや劣化が見つかることがあります。
これらの問題点を放置したまま塗装だけを行っても、問題のある部分から水分の侵入などで劣化が起きてしまい、塗装の効果がきちんと発揮されません。
問題がある場合は適切な補修を行った上で再塗装するのが基本です。
・クラック補修
モルタル壁に発生するクラックは、細く軽微で建物の耐久性に影響を与えない程度であれば、通常の再塗装のみでカバーできます。
場合によっては、割れの隙間に粉末状のコンクリートやパテを入れて補修を行います。
ひび割れの種類によっては放置すると構造に影響を与える可能性もあります。その場合の修復はDIYでは限界があり、何度も同じ場所にクラックができてしまい頻繁にDIY塗装していたというケースもありました。
専門の塗装会社に依頼すれば、こうした悩みの根本的な解決ができることも多いので、気になる点は積極的に伝えてみましょう。
・シーリング打ち替え
サイディングのように、パネルを貼り合わせた外壁は、目地と呼ばれるつなぎ目の部分ができます。また、外壁材と窓枠との境目や配管の出ている部分も、何も処理をしなければ隙間が出来てしまいます。この部分は、建材の伸縮によって隙間ができて湿気や水、ホコリなどが侵入しないよう、ゴムのような素材のシーリング剤を注入して塞ぎます(コーキングともいいます)。
シーリング剤も、塗装と同じように徐々に劣化していきます。紫外線や熱によって剥がれたり、ヒビが入ったりするケースが代表的です。
シーリング剤を打ち直す場合は、塗料を塗る前に打ち直すことがほとんどです。
外壁を塗装する際に、シーリングが劣化している部分をそのままにしておくと、ひび割れなどが広がってサイディング自体を劣化させる恐れがあります。
外壁の点検は、外装材自体とともに、目地や他の建材との境目のシーリング剤の状態に注意して見るようにしましょう。
・汚れの目立ちにくい塗装を検討する
「おしゃれなデザインの塗装にしたいけど、メンテナンス性も重視したい」というご要望もよくお聞きします。
せっかくのリニューアルですから、少しでも長く綺麗に、そしてお手入れも簡単な仕上げにしたいですよね。
外壁の素材や状態によって、汚れの付きやすさや劣化のしやすさは変わってきます。周辺の環境や気候、予算に応じて、汚れの落ちやすい塗料、汚れの目立ちにくい色選びなど工夫しましょう。
◼ まとめ
住宅のデザインは多様化していて、最近では外装にモダンでクールなカラーや素材を取り入れる事例も多くなっています。
外壁の再塗装は通常10年~20年ごとに行うのが理想です。その時のトレンドや自分の好みで外壁をデザイン=再塗装することで、飽きがこずいつまでも愛せるお住まいになると思います。
ぬりべえでは、外壁塗装のご相談をいただいた場合、施工前に家の状態を無料診断させていただき、最適な塗装、補修方法をご提案いたします。
その際に、ご希望の色や塗料に求める性能、目安のご予算などもお伺いして、最終的にご希望が叶うオーダーメイドの外壁リフォームプランを作成します。
ショールームでは塗装の見本をご覧いただけるほか、お住まいの地域や屋根外壁の材質、状態に合わせた最適なリフォーム方法についていつでもご相談いただけます。
「外壁再塗装を機会におしゃれな外観にしたい」
「塗装のカラーバリエーションや仕上がりが見たい」
お住まいの美観を良くして長持ちさせる秘訣について、アドバイスをさせていただきますので、ぜひお気軽にショールームにお越し下さい。
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、できるだけお電話またはWEBでご予約頂いてからのご来店をお願いしております。
成田市のお客様は稲敷ショールーム、佐倉市のお客様は佐倉ショールームにてご相談ください。