外壁の色選びにおいて、明るくおしゃれな雰囲気に見せることができる「白い外壁」はとても人気があります。
一方で、「白は汚れが目立つから心配…」と考える方も多いのではないでしょうか?
こちらのコラムでは、「白い外壁のお家に憧れるけれど、汚れが気になるから迷っている」という方に向けて、以下の内容について詳しく解説していきたいと思います。
- 白い外壁は本当に汚れが目立ちやすいのか?
- 白い外壁を汚れにくくするためのコツ
- 白い外壁をきれいに保つメンテナンス方法
汚れが心配だからという理由で、理想であった「白い外壁のお家」を諦めてしまうのはまだ早いかもしれません!
このコラムを読んで、デメリットとその対処法をしっかりと理解し「後悔しない色選び」をしましょう。
■ 白い外壁は汚れが目立ちやすいって本当?
結論から言うと、白い外壁は他の色と比較して「汚れが目立ちやすい色である」と言えます。
衣類で考えみると、例えば白いTシャツやワイシャツは薄いシミや汚れでもすぐに目立ってしまいますよね。それが嫌で敢えて真っ白な洋服は避けている、という方もいるのではないでしょうか。
それと同様に、お家の外壁も真っ白に近づければ近づけるほど、やはり汚れが目立ってしまうというデメリットがあるのです。
ですが反対に、白い外壁にはデメリットだけではなくメリットも非常に多くあります。
例えば、以下のようなメリットがあります。
- おしゃれで明るい印象に見える
- 膨張色のため家が広々大きく見える
- 光を反射する特性があるため、室内温度が上がりにくい
「こんなにメリットがたくさんあるのなら、あとは汚れの問題だけ解決できればなぁ」と考える方も多いのではないでしょうか。
実は白い外壁でも、さまざまな工夫やメンテナンス次第で「汚れにくくきれいな外壁」を保つことができるのです。
ここからは、その具体的なコツやメンテナンス方法を解説していきます。
■ 白い外壁を汚れにくくするためには
汚れが目立ちやすいというデメリットを解消する方法には、「外壁の種類」「塗料の種類」「”白”の選び方」という3つのポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
・汚れにくい外壁の種類
白い外壁でとくに目立ちやすい汚れの種類は、「コケ・カビ」です。
コケ・カビが発生すると、緑色や茶色の汚れとなって外壁に付着します。この緑色や茶色の汚れが、白い外壁にとって最も目立ちやすい色なのです。
そのため、外壁の種類を選ぶ際には「コケ・カビが発生しにくいもの」を選びましょう。
具体的には、外壁の表面に凹凸が少なくツルツルしたものを選ぶのがおすすめです。
【コケ・カビが発生しにくい外壁】
- サイディング (表面の凹凸が少なく撥水効果もある)
- 艶あり塗装で仕上げた外壁 (表面がツルツルとしている)
逆にコケやカビが発生しやすく、白い外壁にはあまりおすすめできない種類はこちらです。
【コケ・カビが発生しやすい外壁】
- 艶消し外壁 (表面がザラザラしていて水を染み込みやすい)
- モルタル外壁 (「艶あり塗装」をした場合は問題ないが、凹凸を付けるような塗装をした場合はNG)
https://nuribe.jp/refresh2023/column/%e5%a4%96%e5%a3%81%e3%81%ab%e3%82%b3%e3%82%b1%e3%81%8c%e7%94%9f%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%9f%e5%8e%9f%e5%9b%a0%e3%81%a8%e5%af%be%e5%87%a6%e6%b3%95%e3%81%af%ef%bc%9f/
・汚れにくい外壁の塗料
続いて、外壁に使用する塗料も「汚れにくいもの」を選ぶことがおすすめです。
汚れがつきにくく耐久性の高い塗料はこちらの3つです。
- シリコン塗料
- フッ素塗料
- 無機塗料
外壁塗装を依頼する際には、業者が取り揃えている塗料の中から「汚れにくい、防水性・防カビ性のあるもの」を選んでもらうようにしましょう。
https://nuribe.jp/refresh2023/column/%e5%a4%96%e5%a3%81%e5%a1%97%e8%a3%85%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e3%80%8c%e3%82%b7%e3%83%aa%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e3%83%95%e3%83%83%e7%b4%a0%e3%80%8d%e3%81%ae%e9%81%95/
https://nuribe.jp/refresh2023/column/%e7%84%a1%e6%a9%9f%e5%a1%97%e6%96%99%e3%81%ae%e7%9f%a5%e8%ad%98%e3%82%92%e8%a9%b3%e3%81%97%e3%81%8f%e3%81%94%e7%b4%b9%e4%bb%8b%ef%bd%9c%e5%ae%9f%e9%9a%9b%e3%81%ae%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%82%82/
・汚れが目立ちにくい外壁の色
最後は「白の中でもどのような白色を選ぶのか」という色選びについてです。発生してしまった汚れも、色の選び方次第でできるだけ目立ちにくくすることができます。
白色のなかでも「純白の白」「アイボリー」「クリーム色」などさまざまな白がありますよね。
その中でも汚れが目立ちにくいのは、真っ白ではなく「少し色味のある白」です。
例えば、「ほんのりグレーがかった白」や「白に少し茶色を混ぜた色」などです。グレーがかかった白は”爽やかで落ち着いた印象”に、茶色が混ざった白は”温かみのあるナチュラルな印象”に見られます。
透明度の高い白を避け、見せたい印象に合わせた「色味のある白」を選んでみましょう。
■ 白い外壁を保つためには
ここからは、「白い外壁を保つためのコツ」を3つご紹介します。
・コケ・カビを防ぐ
コケ・カビの汚れはとくに目立ちやすい、というお話をしました。
実は外壁の種類を工夫する以外にも、コケやカビの発生を防ぐ方法はいくつかあります。
【コケ・カビを防ぐ方法】
- 海や湖などの水場の周りを避ける
- 外壁のそばに植木を植えない
- 日当たりや風通しの良い立地を選ぶ
- 外壁の中の断熱材が湿気ていないかチェックする
立地については、すでに家を建てている場合は解決するのが難しいですが、植木を植えないことや断熱材のチェックなど、できる部分は気をつけてみると良いでしょう。
・雨垂れを防ぐ
コケ・カビ以外の汚れで気をつけたいのは「雨垂れ」です。
雨垂れとは「雨水が流れた後に汚れが外壁に付着すること」です。
雨垂れを防ぐ最も効果的な方法は、「水切りを設置する」ことです。
そうすることで、直接外壁に雨水が垂れてくることがなくなります。
また、汚れがつきにくいシリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などの塗料を使用することもおすすめです。
・汚れを定期的に洗い流す
さまざまな防止策をとっても年々汚れが目立ってきてしまうのは、ある程度仕方がないことです。
そのため汚れを防止するだけではなく、定期的に汚れを洗い流すこともきれいな白い外壁を保つためには欠かせません。
ホースなどで外壁に水をかけて洗い流すのも良いですし、手が届かない所などすみずみまできれいにしたい場合は、業者にお願いするのでも良いでしょう。
外壁の塗り替えは、おおよそ10〜20年に一度のタイミングで行う場合がほとんどです。
次回の塗り替え時期が来るまでの間、常にきれいな外壁を保つためには定期的なメンテナンスが必要です。
■ 「白い外壁を使った家」の施工事例
最後に、弊社「塗装屋ぬりべえ」で塗装を行った「白い外壁の施工事例」をご紹介します。
「白い外壁にはどのような屋根色が合うのか」や「白と他の色を組み合わせたツートンの外壁はどうか」など、外壁の色選びの際にぜひ参考にしていただければと思います。
・”温かみのある白”で塗装したお家
こちらは、もともと白の外壁で塗装されていたお家ですが「色褪せやひび割れを気にしている」との理由で塗り替えを行いました。
寒色系の前回の色味から”温かみのある白”で塗装をしたところ、全体的に明るい印象のお家になりました。
・白とブルーを使った海外風のお家
こちらは全体的に色褪せやひび割れが目立っていて、表面の塗膜も劣化が進んでいました。
塗装後は、白い外壁に鮮やかなブルーの屋根が映えるお家に仕上がり、海外風のおしゃれな印象になりました。
・白とレンガ調のツートンで仕上げたお家
こちらは上部は白、下部はレンガ調で仕上げた「ツートンの外壁」です。
塗料は、汚れがつきにくい「シリコン塗料」を使用しています。森の中に出てくるようなかわいらしいお家になりました。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか。明るく爽やかな雰囲気で、人気が高い「白い外壁」。一方で、「汚れが目立ちやすいのが気になる」と言って躊躇してしまう方も多いのが実情です。今回は、そんな白い外壁のデメリットを解消できる方法や注意点などを解説しました。
「塗装屋ぬりべえ」は、千葉・茨城エリアにて外壁屋根塗装、雨漏り修理を専門に行っております。汚れがつきにくい塗料、防カビ効果のある塗料など、お客様のご要望に合わせた最適なプランを提案させていただきます。
外壁塗装をお考えの方は完全無料でお家の外壁状況の診断・見積もりを行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。