外壁塗装を行う際、色選びで悩むことも多いと思います。色を1色選んで単色で塗ることもできますが、2色選んでツートンカラーにすることもできます。ツートンカラーはおしゃれなイメージが強いですが、色の組み合わせや比率を間違えると失敗したと感じることもあるかもしれません。
そこで外壁をツートンカラーにする際のポイントと実際の塗装事例をたっぷりご紹介します。
◼ コラムのポイント
1、外壁をツートンカラーにする際のポイントを学ぶことができます
2、ツートンカラーの色選びについて知ることができます
3、ツートンカラーの外壁の施工事例を見ることができます
目次
◼ 外壁をツートンカラーにする際のポイント
ツートンカラーはおしゃれなイメージが強いですが、組み合わせや比率を間違えると失敗してしまう可能性も。せっかくツートンカラーに塗装するのであれば、塗装を成功させるためのポイントを押さえておきましょう。
・色分けの仕方
2つの色で塗装するのがツートンカラーですが、色の分け方にはいくつかの種類があります。階ごとに分ける方法や縦のラインで分ける方法、バルコニーなど出っ張り部分だけ色を変える方法が一般的。
階ごとに色を分けると落ち着いた雰囲気や無難な印象に、縦のラインで分ける方とスタイリッシュな印象になります。バルコニーなどの出っ張り部分だけ色を変えると凹凸が際立つため、メリハリのある印象に仕上がります。
・2色の比率は6:4〜7:3
ツートンカラーに塗装する際は、2つの色の比率が重要です。どのくらいの比率が良いのか悩むかもしれませんが、2色の比率は6:4〜7:3にするとバランスの良いツートンカラーに。
2色のうち濃い色の面積が広いと引き締まった印象に、淡い色の面積が広いと優しい印象に仕上げることができます。
・失敗したくない方は同系色の組み合わせ
ツートンカラーでは色の組み合わせも重要なポイント。かけ離れた色味の2色を選ぶと好みが分かれやすいため、同系色で組み合わせることで失敗を防ぐことができます。例えば白とグレー、ベージュとブラウン、アイボリーと淡いイエローなど。
同系色だけではなく、彩度の低い色であれば失敗を減らすことができます。白や黒、グレーといった無彩色、アイボリーやベージュ、ブラウン、淡いイエロー、グリーンなど、派手すぎない色の組み合わせだと失敗しにくいでしょう。
・セパレーションカラーを取り入れる
ツートンカラーは2つの色で塗装することをいいますが、2色の組み合わせや比率によっては、印象がぼやけたり逆に対比が強すぎたりすることがあります。そういったときには幕板や雨樋など2色の境目の部分にセパレーションカラーを入れると印象を引き締めることができます。
・付帯部分との相性
外壁塗装では、軒天井や雨樋などの付帯部分との相性もポイントとなります。付帯部分の色と外壁の色のバランスを考えることで、ツートンカラーの塗装を成功に導くことができます。
また玄関のドアや屋根の色との相性も重要になってきます。玄関ドアや屋根は色を変えることができますが、塗装が仕上がったあとに色が合わないと感じてしまってはもったいないですよね。同時に塗装する場合でも、別のタイミングで塗装する場合でも、バランスを考えて色を選ぶようにしましょう。
◼ ツートンカラーの外壁塗装事例
ツートンカラーの塗装で成功するためのポイントをご紹介してきましたが、実際の施工事例を見てイメージを膨らませてみてください。
・白と黒のおしゃれなツートンカラーに塗装
日当たりが良く経年による色褪せやコーキングの割れが気になっていたことで塗装のご依頼をいただきました。新築時に北側を白にしたい思いがあったものの汚れが気になってできなかったため、塗り替えでは北側を白に塗りたいとのご要望がありました。
白と黒のツートンカラーでの塗装ですが、白の色味が以前とは異なり温かみのある印象に仕上がりました。
・アイボリーとブラウンのツートンカラー
色褪せしていた外壁を塗装し、アイボリーとブラウンのツートンカラーに仕上げました。どちらも温かみのある色味なので、優しい印象の外壁になっています。
外壁塗装と同時に屋根上の使っていないソーラー温水器を撤去しました。イメージ通りの雰囲気になり、とてもきれいに仕上がったとお喜びいただきました。
・階ごとに色を塗り分け
汚れが目立ってきたのできれいにしたいとのことで塗装のご依頼をいただきました。もともとツートンカラーでしたが、今回も階ごとに色を分けたツートンカラーで仕上げました。
暖色系だった外壁が白と濃紺のスタイリッシュな外壁にイメージチェンジ。家の下半分に濃い色を選ぶことが多いですが、上半分に濃い色を持ってくることで鮮やかな配色になっています。
・黒とグレーのツートンカラーに
外壁や屋根の劣化が気になっているとのことでした。特に外壁は凍害による劣化があったため塗装だけでは対応できず、張り替えを行いました。既存の外壁材を剥がすことで下地材の痛みを見つけることができて耐久性をアップさせることができました。
もともと鮮やかなグリーンの外壁でしたが、塗り替えで黒とグレーのモダンな外壁にイメージチェンジ。落ち着いた雰囲気の外観に仕上がりました。
・カラフルなツートンカラーに
築12年経っていることもあり、そろそろ塗装しないと…ということでご依頼いただきました。初めての塗装だったため、付帯部分も合わせての塗装をご提案。色選びで悩まれていましたが、ブルーとベージュのツートンカラーでイメージ通りの仕上がりになったと喜んでいただきました。
・温かみのあるツートンカラー
汚れやひび割れが気になっているものの、風合いを残したいため1階部分はクリア塗装したいとのことでした。傷みや汚れが広い範囲に広がっているため、クリア塗装よりも塗りつぶした塗装をご提案させていただきました。
カラーシミュレーションや過去の施工事例を見ていただいた上で色を決めましたが、「明るい色が心配だったけど出来栄えが良くて満足している」とのお言葉をいただきました。
◼ まとめ
外壁塗装の際、ツートンカラーが気になっている方も多いかもしれません。ツートンカラーに塗装する場合、色の比率や組み合わせで失敗したくないですよね。そこでツートンカラーの外壁塗装を成功させるためのポイントをご紹介してきました。また実際に施工した事例を見てイメージを膨らませてみてください。
塗装屋ぬりべえでは、外壁や屋根の塗装、リフォームを行なっております。お客様のご要望をお伺いした上で最大限お応えしながらも最適なプランをご提案させていただきます。千葉県と茨城県で外壁塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。