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これだけは知っておきたい!雨漏りから家を守るための対処法

最終更新日時 : 2023.07.12

これだけは知っておきたい!雨漏りから家を守るための対処法

これだけは知っておきたい!雨漏りから家を守るための対処法

雨漏りは家の所有者にとって非常に深刻な問題です。

屋根や壁からの水の浸入は、建物の構造や内装に損害を与えるだけでなく、カビの繁殖等で健康上のリスクも引き起こす可能性があります。

しかし、雨漏りが発生した場合でも、適切な対処法を知っていれば、早期に修復することができます。

このコラムでは、雨漏りが発生した際の対処法についてご紹介します!

この記事は、次のような疑問のある方におすすめです!
・いざという時のために雨漏りの対処法を知っておきたい
・適切な対応をして、家を守りたい

1 安全確保

雨漏りを発見したら、まずは安全を確保しましょう

電化製品や電源コードが水に触れていないことを確認し、電気系統のショートや感電の危険を回避しましょう。

また、床が滑りやすくなっている可能性もあるため、滑り止めのシートやタオルを敷いておくことも重要です。

【安全確保のチェックポイント】

項目内容
電化製品と電源コードの確認・雨漏りの被害を受けた部屋や近くにある電化製品や電源コードが水に触れていないかを確認しましょう。水と電気の組み合わせは非常に危険であり、感電やショートのリスクがあります。
水が漏れている箇所に近いコンセントや電気配線がある場合は、電源を切っておくことをおすすめします。
床の滑り止め対策・転倒やケガを防ぐために、滑り止めのシートやタオルを床に敷いておきましょう。
・特に階段や傾斜のある場所には注意が必要です。
安全な場所への避難・雨漏りが大きな被害をもたらしている場合や、修理が困難な状況であれば、安全な場所への避難を検討しましょう。
・被害を受けた部屋から離れ、他の部屋や建物の中に避難することで、安全を確保できます。特に天井が崩れる可能性がある場合は、即座に避難する必要があります。

・雨漏りが発生した際には、まず自身と他の家族の安全を最優先に考えましょう。
・電気の危険や滑りやすさに留意し、必要な場合は適切な専門家に連絡して適切な対処を行いましょう。

2 漏水箇所の特定

次に、漏水の原因となっている箇所を特定しましょう

一般的な雨漏りの原因は、損傷した屋根瓦、ひび割れた外壁、劣化したシーリングなどがあります。

水漏れの跡や水滴の出ている場所を確認し、問題の箇所を特定することが重要です。

【漏水箇所の特定のチェックポイント】

項目内容
漏水の跡の確認・雨漏りが発生している部屋や周辺の壁や天井に水漏れの跡があるか確認しましょう。
・しみや水滴、シミ、浸食された部分などが漏水の兆候となります。
・水漏れの量や頻度、場所などを観察して、漏水のパターンを把握します。
屋根の点検
(後日好天時)
屋根が最も一般的な漏水の原因となる場合があります。屋根の上に登ることができる場合は、安全に注意しながら屋根を点検しましょう。
・屋根瓦やスレート、防水シートの状態を確認し、損傷や浸食の兆候を探します。
・特に瓦が割れている、欠けている、ずれているなどの異常が見られる場合は、漏水の原因となっている可能性があります。
外壁の視察
(後日好天時)
・外壁にひび割れや浸食の兆候があるか確認しましょう。
・特に窓やドア周辺、壁の角や隅、シーリング部分などが雨漏りの可能性が高い箇所です。
・ひび割れや劣化した部分を注意深く観察し、漏水の可能性を判断します。
室内の配管・設備の確認・漏水の原因は、屋外からの雨水だけでなく、室内の配管や設備の問題からも発生することがあります。
水道管、給湯器、排水パイプ、浴室のシーリングなど、水が使用される箇所を点検しましょう。リークや破損の兆候が見られる場合は、修理が必要です。

・雨漏りの原因を特定するには、注意深い観察と専門家の意見を活用することが重要です。
・自己判断で修理を行うことは、問題の深刻化や適切な修理方法の見逃しにつながる可能性があるため、専門家の助言を受けることをおすすめします。

3 暫定的な対処

雨漏りが発生した場合、応急処置を行って被害を最小限に抑えることが必要です。

屋根からの雨水が漏れている場合は、防水シートやタールペーパーを使って仮止めを行うことができます。

また、水が浸み込んだ部屋では、バケツやタオルを使って水を受け止めるなどの対処が有効です。

【暫定的な対処のチェックポイント】

項目内容
屋根からの雨水の漏れ・雨漏りが起きている箇所を特定します。水が滲み出ている場所や水滴が落ちている箇所を確認しましょう。
雨漏り箇所に防水シートやタールペーパーを使って仮止めを行います。漏れている部分を覆うようにシートやペーパーを被せ、周囲をしっかりと固定します。必要に応じて防水テープや釘を使用することもあります
水が浸み込んだ部屋の対処水が滴る場合は、バケツやポットなどの容器を使って水を受け止めます。水が溜まり過ぎないよう、定期的に容器を交換しましょう。
床や家具が水浸しになっている場合は、タオルや雑巾を使って水を吸い取ります。水を吸った後は、できるだけ速やかに乾かすようにしましょう。
・風通しを良くするために窓を開け、湿気を逃がすことも有効です。ただし、外が雨天や高湿度の場合は窓を閉めるべきです。

・暫定的な対処法は、被害を一時的に抑えるための措置です。
しかし、本格的な修理や原因の解決は専門家に依頼する必要があります。

4 専門家への連絡

暫定的な対処が終わったら、早急に専門家に連絡しましょう。

建築業者や屋根修理の専門家は、正確な診断と修理を行うことができます

自己修理が難しい場合や損傷が深刻な場合には、専門家の助言を受けることで、より確実な修理が行われます。

【専門家への連絡のチェックポイント】

項目内容
適切な専門家の選定・雨漏りの修理や診断を行うためには、信頼できる専門家を見つける必要があります。
・建築業者や屋根修理の専門家、防水工事業者など、専門的な知識と経験を持つプロフェッショナルを選びましょう。
・信頼性や実績を確認するために、口コミやレビュー、評価を参考にすることも有効です。
問題の詳細な説明・専門家に連絡する際には、雨漏りの状況や被害の詳細をできるだけ正確に説明しましょう。
雨漏りが発生している場所水の量や頻度発生時期などの情報を伝えると、専門家が適切な対策や修理方法を提案するのに役立ちます。
見積りとスケジュールの確認・見積りには、修理の内容や必要な部品、作業時間などが含まれます。
・複数の専門家から見積りを取ることで比較検討ができます。
・また、できるだけ早く適切な修理を行うことが、雨漏り被害を最小限に抑えるために重要です。

・専門家への連絡は、雨漏り被害の早期解決と建物の保護に不可欠です。
・自己修理が困難な場合や損傷が深刻な場合には、専門家の知識と経験を頼りにすることで、より確実な修理が行われます。

5 まとめ

雨漏りは家にとって重大な問題ですが、適切な対処法を知ることで被害を最小限に抑えることができます。

安全確保と漏水箇所の特定、暫定的な対処、専門家の助言、予防策の検討などを順番に行うことが重要です。

雨漏りが発生した場合は、冷静に対処し、早急に問題解決に取り組むことが大切です。

この記事を書いたスタッフ

塗装屋ぬりべえ 編集部
塗装屋ぬりべえ 編集部
かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
お客様の幸せを、自らの幸せに感じて。
あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
リフォームを中心とした住宅業界
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・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
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資格情報

・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター

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